【共同通信杯2018予想】将来のG1馬選抜戦とも言える“出世レース”!G1で素質の一端を見せたステイフーリッシュに期待
2014年の勝馬イスラボニータ、2015年の勝馬リアルスティール、2着馬ドゥラメンテ、2016年の勝馬ディーマジェスティ、そして昨年の勝馬スワーヴリチャード。近年の共同通信杯の上位馬はスワーヴリチャード以外はG1を勝利しており、将来のG1馬選抜戦と言ってもいいほど重要なレースの1つとなっています。
そんな重要なレースの共同通信杯ですが、今年は実績の少ない素質馬が揃ったように感じます。出走馬12頭中、新馬戦で3番人気までと人気を集めていた馬が7頭もいることもその証拠と言えます。
G1ホープフルS・3着のステイフーリッシュ、経験の差を生かせるか?
新馬戦の人気のまま勝った素質馬も魅力的ではありますが、このメンバーであれば前走G1のホープフルSで3着に入着したステイフーリッシュが実績的には最上位と言えそうです。ステイフーリッシュは新馬戦を3番人気で快勝した後、ホープフルSに挑戦し、8番人気ながらも3着と素質の一端を見せてくれました。
2戦というキャリアは他馬とあまり変わりませんが、京都2歳Sでグレイルの2着に健闘し、ホープフルSを勝ったタイムフライヤーを相手に戦った経験の差は大きいでしょう。
しかし、週中のスポーツ新聞を見ていると、京都2歳Sを勝ったグレイルの方が評価が上回っているようです。上記で挙げたタイムフライヤーに勝っている実績を考えれば、G1は未経験でもこちらの方は実績的には上という見方もできるでしょう。確かにグレイルは唯一の重賞馬で、2戦2勝馬とここまで無傷と好調です。しかし、初めての輸送もありますし、初めての関東での競馬でもあります。同じパフォーマンスが発揮できるか疑問が残る部分もあります。
そうであれば、輸送も関東での競馬も経験済のステイフーリッシュの方が信頼度は高いのではないでしょうか。むしろ、グレイルが人気を集めてくれている今回こそ狙い目と言えるのではないでしょうか。
そういった意味でも、今年の共同通信杯ではステイフーリッシュを狙ってみたいと思います。ここで見事に快勝し、過去の同競走の好走馬のように、G1制覇へと繋げていってもらいたいと思います。
鞍上の中谷騎手は未だ重賞勝利の経験がない騎手ですが、ここでステイフーリッシュとのコンビでぜひとも重賞初制覇を、そしてクラシック路線でステイフィーリッシュの主戦ジョッキーとして活躍してもらいたいものです。