【ラジオNIKKEI賞2018予想】小林騎手とのコンビ復活!ケイティクレバーの逃げに期待
数少ない3歳馬限定重賞戦でのハンデ戦、ラジオNIKKEI賞が今週末に福島競馬場で行われます。ローカルのハンデ戦ということであまり注目はされていないかもしれませんが、ここ3年の勝馬、アンビシャス、ゼーヴィント、セダブリランテスがいずれも古馬になってから重賞を制覇しているように、今後の重賞戦線を占う意味でも重要なレースとなってきています。
今年は頭数こそ13頭と少し少ないですが、2戦2勝のフィエールマン、4戦2勝2着1回で連対率100%の素質馬キューグレーダー、年明けデビュー後3戦2勝で成長著しいグレンガリーなどの新戦力をはじめ、既に重賞に出走して経験を積んでいる、ケイティクレバー、メイショウテッコン、イェッツト、エイムアンドエンド、マイハートビート、ロードアクシスなど今後が楽しみな馬が揃いました。
中でも注目しているのは、トップハンデ56kgのケイティクレバーです。ケイティクレバーは、出走馬中唯一G1を2回以上走っており、重賞も4戦と経験は豊富。オープン戦も勝利しているように、実績的にはトップハンデも仕方がないところです。
ただ、前走の京都新聞杯は9着、その前の皐月賞は11着と近走は大敗続き。レース経験が豊富とは言え、2歳時に走った京都2歳S(3着)以来重賞レースでは活躍できておらず、今回も上り目は薄いと思われているでしょう。人気的にはデビューから2連勝を果たしているフィエールマンや、目下のオープンを勝ったメイショウテッコンといった近走好走している新戦力に人気が集まることになりそうです。
ケイティクレバーの鞍上は小林徹弥騎手。今回3走ぶりに主戦騎手に戻る点はプラス材料と言えるでしょう。小林騎手は、キャリア26年目の大ベテラン。これまで重賞5勝といぶし銀的な騎手ですが、平場のダート戦で味な競馬を見せてくれることで、関西ではコアなファンも多い騎手です。
かくいう私も“コバテツ”こと小林騎手のファンの1人です。ケイティクレバーとの3戦ぶりのコンビ復活は、待ってました!と言う気持ちになりました。10戦2勝というキャリアで勝利した2戦は小林騎手とのコンビのもので、いずれも逃げ切っての勝利でした。騎手が変わってからの近2戦はハナを奪えず敗れましたが、久々の小林騎手騎乗で今回は逃げる可能性も高くなってきます。
過去10年、逃げ馬は「0-2-2-7」と勝ち星を挙げれておりませんが、複勝率は高く、馬券圏内に絡んでくる可能性は高い傾向があります。トップハンデと厳しい条件ではありますが、自分のペースで気分良く運べれば展開も向いてくる可能性は高そうです。皐月賞からの2戦は相手が強かったこともあり結果は出ませんでしたが、メンバーの格も落ち、主戦騎手を背に迎えることができる今回は重賞初制覇を果たす大きなチャンスと言って良いでしょう。
ということで、今年のラジオNIKKEI賞は小林騎手とのコンビ復活となったケイティクレバーの逃げ切りVに期待して、応援したいと思います。