【クロッカスS予想2026】フクチャンショウは危険な人気馬か?差し馬勢には厳しい傾向
公開: 2026/01/30 13:42

土曜東京競馬10レースは、芝1400mで行われる3歳限定のリステッド競走「クロッカスステークス」が開催。フルゲート16頭に対し登録も16頭と、今年は全馬が出走可能な一戦となった。
過去5年の傾向を見ると、差し・追い込み一辺倒の馬には厳しいレースであることが分かる。最後方付近から運ぶ競馬では、2着1回、3着1回が最高着順にとどまっており、直線だけに懸けるタイプは展開の助けがなければ上位進出が難しい。東京芝1400mは一見すると差しが届きそうな舞台だが、このレースに関しては道中である程度のポジションを取れる機動力が重要となりそうだ。
その傾向を踏まえると、前走の京王杯2歳ステークスで豪快な追い込みを決めて2着に入ったフクチャンショウは評価が分かれる存在。イスラボニータ産駒らしい末脚は魅力だが、今回も後方一気の形になるようなら取りこぼしのリスクは高い。実績上位で人気を集める可能性は高いが、展開に左右されやすいタイプだけに“危険な人気馬”となる可能性は十分あるだろう。
一方で、勝ち馬は過去5年すべて3番人気以内から出ており、能力と安定感を兼ね備えた上位人気馬が素直に結果を出しているレースでもある。今年も先行力を備えた実力馬には素直に注目すべきだ。
その筆頭候補がホワイトドラゴンである。父はダノンキングリー。デビュー戦の芝1800mでは2番手追走から5着に敗れたが、距離を1ハロン短縮した前走ではハナを奪ってそのまま後続を突き放す完勝を収めた。スピードを生かす形で一変した内容は高く評価できる。今回は4か月ぶりの実戦となるが、母ピースオブラヴはマーメイドステークス2着などオープン実績を持つ良血で、成長力も見込める血統背景である。父の現役時の実績を考えても、マイル前後のスピード勝負はむしろ歓迎材料であり、ここでも主導権を握る競馬ができれば押し切りは十分可能と見たい。
そしてどうしても無視できない有力馬が、C.ルメール騎手騎乗のオルネーロである。父はサトノダイヤモンド、姉に阪神ジュヴェナイルフィリーズを制したダノンファンタジーがいる良血馬。デビュー戦の芝1800mを逃げ切りで制し素質を示したが、前走の萩ステークスではハナを奪えず5番手からの競馬となり、流れ込む形で5着に敗れた。2番人気の支持に応えられなかったが、悲観する内容ではない。今回は距離短縮となるマイル戦で、スピードをより生かせる条件に替わる点は明確なプラス材料である。名手の手綱も心強く、巻き返しの可能性は十分ある。
今年も例年通り、前で運べる実力馬が主役を担う公算が大きい。展開とポジション取りが明暗を分けることになりそうだ。

