【JRA京都牝馬S予想】狙い目の“大穴”は本格化した上がり馬！

今週土曜阪神メインレースは芝1400mの牝馬限定重賞「京都牝馬ステークス」です。明け4歳となり桜花賞2着以降は、やや精彩を欠いているウォーターナビレラが復活の勝利なるか注目となっていますが、ターコイズS・1, 2着馬のミスニューヨーク、ウインシャーロットも勢いがあるだけに侮れず、混戦模様となっています。

昨年のこのレース勝ち馬で、高松宮記念2着以降は成績が落ちてしまっているロータスランドも、得意の舞台で連覇の期待がかかります。また、昨年2着のスカイグルーヴもおり、実績馬やG1キャリアが豊富な牝馬が多く出走しているだけに、新興勢力には厳しいレースとなりそうです。

そんな中で今回有力視しているのは、良血のヒメノカリスに注目しました。父ディープインパクト、母ドバイマジェスティという血統背景で、ダービー馬シャフリヤール、皐月賞馬アルアインを兄に持つ良血馬ですがクラシック路線には乗れず、条件戦でこつこつ力をつけてきての重賞初参戦となります。

短期免許のイーガン騎手が今回も騎乗予定で、ここ2戦で人気以上の騎乗を見せており相性の良さも伺えます。

芝1400m中心にローテが組まれており、マイルを超えるとやや脚が甘くなってしまう戦績だけに、今後の路線が難しい1頭ですが、得意の芝1400mで挑む初重賞、かつ牝馬限定戦ならいきなり通用しても不思議ない能力はありそうです。

昨年は自己条件で二桁着順が続き、なかなか勝ちきれず苦戦を強いられてきた馬ですが、2走前の六甲アイランドSで上がり最速の脚で2着に好走。そして前走の新春Sでも上がり最速33秒9の脚で差し切って快勝。近2戦はまるで別馬のような走りを見せて好走しています。とくに前走の新春Sはタフな冬の中京芝1400mで、1分20秒1という好時計で快勝。

キャリア全4勝のうち3勝を12月から2月の冬競馬で挙げており、この時期は走る馬。良血馬がいよいよ開花した今、重賞でも激走してくれるかに注目です。