土曜の京都メインは芝1200mで行われる3歳以上オープンのリステッド競走「オパールステークス」が開催。

過去5年の傾向を見ると、京都開催となった2020年と2023年は上位人気馬が勝利しているものの、3着には二桁人気馬が食い込んでおり、ハンデ戦らしい難解さを示している。世代別では7歳以上の勝利はなく、4〜6歳世代が中心。性別の差は牡馬2勝、牝馬3勝と互角だ。さらに注目すべきは前走重賞組で、過去5年で3勝を含む6連対をマークしており、実績馬の巻き返しには警戒が必要だ。

今年の注目馬はアドマイヤマーズ産駒の3歳牝馬ナムラクララ。チューリップ賞・5着、桜花賞・13着とマイルでは結果を残せていないが、1400m以下では安定した走りを見せている。前走のキーンランドカップでは古馬相手に4着と健闘しており、距離短縮で臨む今回は勝ち負け必至だろう。開幕週の京都芝1200mという舞台設定もプラス材料で、初タイトル獲得の期待が高まる。

一方で人気薄から浮上しそうなのが、フランケル産駒の6歳牡馬ショウナンハクラクだ。前走アイビスサマーダッシュでは14番人気ながら7着に入線し、直線競馬ながら末脚の健在ぶりを示した。また、昨年の本レースで2着に好走したモーリス産駒の6歳牡馬メイショウソラフネも要注意だ。前走CBC賞は13番人気9着と崩れたが、舞台適性を考えれば軽視はできない。両馬とも追い込み脚質だけに、フルゲートで流れが速くなれば一気に台頭し、波乱を演出する可能性が高い。

データ的には実績馬、展開次第では人気薄の一発も十分に考えられる今年のオパールステークス。ナムラクララを中心視しつつ、伏兵の一撃に備えるべき一戦となる。