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【JRA京都大賞典2025】主役はアドマイヤテラ、豊富なスタミナと安定感が魅力

2025/10/01 19:40
2025/10/01 22:25
【JRA京都大賞典2025】主役はアドマイヤテラ、豊富なスタミナと安定感が魅力

京都競馬の開幕週を飾る伝統の一戦「京都大賞典」は、秋のG1戦線を占う前哨戦として毎年注目を集める重要レース。今年も天皇賞春・3着のショウナンラプンタ、ジャパンカップ・2着で菊花賞馬のドゥレッツァなど、実績十分の強豪が顔を揃えた。しかしその中でもとりわけ注目を浴びるのが、目黒記念を制して臨むアドマイヤテラだ。

前走の目黒記念では、武豊騎手の手綱に導かれ、スタートを決めて5番手で追走。道中は折り合いを欠くことなく、直線ではライバルの動きを冷静に見極め、一気のスパートでホーエリートを差し切った。勝負所での判断力と持ち味のスタミナを存分に発揮した完璧な内容で、武豊騎手も「一戦一戦良くなっている。切れる脚はないがバテない強みがある」と高評価。これで39年連続の重賞勝利を記録し、改めてレジェンドの存在感を示すと同時に、アドマイヤテラ自身の成長を裏付けた一戦となった。

アドマイヤテラはデビュー以来、一貫して2000m以上の距離を使われ、掲示板を外したことがない安定感を誇る。菊花賞では3着、京都新聞杯でも4着と、京都コースの長距離戦で結果を残している点も心強い。さらに今回は川田将雅騎手との新コンビが結成される。すでに1週前追い切りでは川田騎手が跨って好時計をマークしており、仕上がりも万全。陣営も早くからこのレースを目標に調整を進めており、万全の態勢で秋初戦に挑む。

対するライバルも当然強力だ。2年前の菊花賞馬ドゥレッツァは実績上位だが、調整過程から「叩き台」と見る向きもある。ショウナンラプンタは春の天皇賞で3着、宝塚記念でも4着と安定感を誇るが、展開に左右されやすい脆さを抱える。それだけに、勢いと舞台適性を兼ね備えたアドマイヤテラが主役に躍り出る可能性は高い。

豊富なスタミナとレース運びの安定感、さらに心身の成長を示す近走の内容。すべてが噛み合えば、重賞連勝で秋の主役候補に一気に名乗りを上げることになるだろう。秋の大舞台へ向けて、ここは真価が問われる一戦となる。 

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