【シリウスS2015予想】M.デムーロ、ナムラビクターでダート重賞初勝利なるか?

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初秋の阪神開催の最終週はダートの重賞「第19回シリウスステークス」(G3)が開催される。暮れの「ジャパンカップダート」(阪神、芝1800m)の前哨戦としても有名なレースである。'14年に「ジャパンカップダート」が「チャンピオンズカップ」へと名称が変わり、開催場所も阪神競馬場から中京競馬場に変わったのでシリウスSの位置づけが今後どう変わっていくのかも気になるところだ。

昨年のシリウスSの2着馬、ナムラビクター(牡6)は今年もシリウスSに出走する予定の馬だ。昨年同様に休み明けの秋初戦に同レースを選んだのは大目標のチャンピオンズカップを制するためである。昨年はシリウスSで2着→チャンピオンズカップのトライアルレースのみやこS(G3、京都)で3着→チャンピオンズカップで2着と、G1制覇まであと一歩のところで敗れている。今年も暮れのチャンピオンズカップを目指して調整を進めてくるだろう。

様々なレースやスポーツのトーナメントでよく「初戦の入り方が重要だ」と言われることがある。競馬においても初戦で好走することで馬、騎手、陣営は自信をつけ、次以降のレースにも良い影響を及ぼす。逆に凡走して大敗してしまった場合は戦術変更をしたりしてなにかと不利になりやすい傾向がある。このようなことから、シリウスSはチャンピオンズカップを占う上でも重要な一戦と言えるだろう。
ローテーションは昨年と同じで進めてくることが予想されるが、唯一違うのは鞍上が小牧太騎手からM.デムーロ騎手へと乗り替わりとなったことである。今年の春のアンタレスS(G3、3着)からM.デムーロ騎手が手綱を握っており、シリウスSで3度目のコンビとなる。ここで大きく負けて鞍上をまた変更することにでもなればそれこそ悪影響を及ぼす戦術変更になりかねない。初戦となるシリウスSをM.デムーロとのコンビでどう走るのか?ダート戦では中央重賞勝ちの無いデムーロ騎手だが、昨年好走している馬なだけに今度の動向が非常に気になるコンビである。