【ダイヤモンドS予想2017】今週はカフジ祭り?!まずは条件そろったカフジプリンスに注目。
今週は中央競馬のGⅠ第一弾フェブラリーステークスが行われます。根岸Sを直線ゴボウ抜きで快勝したカフジテイクに注目が集まりますが、その前日の重賞・ダイヤモンドSにも同じ冠号のカフジプリンスが出走を予定しています。
長距離路線での飛躍が期待される4歳馬で、昨秋の神戸新聞杯ではサトノダイヤモンドと0秒5差4着。年明けの日経新春杯でも0秒5差5着と重賞制覇も時間の問題と思えますが、ある面が解消されないことには・・・ということも確かです。
それは、とにかく「ズブい」ということ。条件戦なら力の違いで押し切れますが、重賞ともなるとそうは簡単にはいきません。勝負所で置かれるということは、神戸新聞杯や菊花賞の時のように必然的に脚を余す競馬が多くなってしまいますし、かといって前走のように早めに動く展開だと最後に脚を残すことができません。こればかりは気性面、馬自身の性格によるところが大きく、すぐに矯正できるものではなさそうですが、コースや鞍上などによってそのリスクを軽減することは可能です。
まずはコース形態ですが、エンジンのかかりが遅いということは単純に直線が長い方が合うということ。そして逃げ、先行馬が苦しくなる坂つきコースがべストということになります。現にカフジプリンスの全4勝の内訳は、札幌・中京・東京・中山で1勝ずつと、札幌を除きいずれも坂コースという共通点があり、今回の東京コースは不満の無い舞台設定でしょう。そして今回は川田騎手が手綱を取りますが、馬を動かす技術は現役屈指の存在。ソフトに乗る福永騎手よりは、手が合うイメージです。
先週のクイーンC、共同通信杯快勝と勢いに乗るハーツクライ産駒。何となくですが、オークス(ヌーヴォレコルト)→日本ダービー(ワンアンドオンリー)→安田記念(ジャスタウェイ)と、東京GⅠレース3連勝を決めた2014年を思い出してしまいました。勢いに加えて、今の東京コースがハーツクライ産駒向きの馬場と見れば・・・。今週は土日で「カフジ祭り」となっても驚けませんね。