【プリンシパルS予想2020】友道厩舎×金子真人HD=ダービー勝利の方程式?
今年の武豊騎手で注目すべき点はやはり3歳お手馬の層の厚さです。今週のNHKマイルカップに出走するサトノインプレッサも毎日杯を勝利しての参戦ということで期待のかかる一頭ですが、やはり最も気になるのは日本ダービーの騎乗馬でしょう。
皐月賞にはデビューから乗り続けて、はやくから頭角を現していたマイラプソディに騎乗しましたが、高額馬アドマイヤビルゴもまた自身の手綱で結果を出してきており、コロナウイルスの対策による騎手の移動制限のため京都新聞杯では騎乗できませんが、こちらもまたダービーを狙っているであろう1頭です。このまま勝ち上がりダービー出走を決めたら久しぶりにアドマイヤの勝負服でクラシックに挑む姿が見られるのか、はたまた変わらずマイラプソディに継続騎乗となるのか。
そんな嬉しい悲鳴も聞こえてきそうな武豊騎手の元へ、新たな期待馬とのコンビが舞い込んできました。今週土曜、東京競馬場メインで開催のダービーへ向けた最後のトライアル、1枠のみのダービー出走権をかけて17頭が登録してきたプリンシパルステークスに出走するポタジェです。登録17頭中1勝馬が15頭ということで、このレースに最後の望みをかけた陣営が多いことが見受けられます。
ディープインパクト産駒のポタジェは半姉にルージュバックのいる良血馬。ここまで思うようなローテーションが刻めず崖っぷちに立たされてしまいましたが、オーナーは金子真人HDということでダービーへの期待感は否めません。
マイラプソディ、アドマイヤビルゴと同じ友道厩舎の管理馬ということで、厩舎としてはここを勝利したとしたら本番の騎手をどうするかは悩ましいところでしょうが、先日のスイートピーステークスでも1戦1勝馬のデゼルをきっちり勝たせてオークス出走権を獲得しており、これだけの有力馬を抱えつつ各馬抜かりなく仕上げてくる友道厩舎の勢いは見逃せないところです。
2着以下はダービー出走は絶望的といったメンバー構成のため、どの陣営もここへ全力を注いでくることが予想されますが、マカヒキ、ワグネリアンと続く友道厩舎とこの勝負服との良い流れにぜひ期待してみたいと思います。