JRA宝塚記念（2021）は“先行力”と“重馬場適性”を重要視

今年は開幕2週目の開催ということで、例年よりはキレイな馬場で開催されそうな宝塚記念。とは言え、今年も週中に雨が降り、レース当日も雨の予報となっており、タフな馬場での開催を見越した予想も必要そうです。

先行力の高さやスピードの持続力、重馬場適性の高さがある馬から狙いたいと思いますが、同条件を考慮して選出するなら、前走の大阪杯を制したレイパパレでしょう。

前走は雨で重馬場となった大阪杯を逃げ切って快勝。ディープインパクト産駒としては切れがありませんが、先行して持続力で勝負するタイプで、宝塚記念にはマッチしていると感じます。

今回は逃げ馬候補にユニコーンライオンがおり、この番手から追走しての粘り込みという展開が有力と考えます。ここにクロノジェネシスやカレンブーケドールが早めに競り、差しきれるかどうかというところを予想して馬券を組んでいきたいと思います。

今回は馬場が渋る可能性も高いので、ライバルの差し馬勢は瞬発力を削がれて苦しくなりそうです。レイパパレ自身も折り合い面や距離の不安はありますが、先行力と重馬場適性の高さを考えると大きく崩れることは無さそうですし、先行意識の高い川田騎手との相性も抜群です。

ということで本命はレイパパレです。続いて相手ですが、こちらも先行力と重馬場適性の高さを重視して選出したいと思います。

対抗で最有力視しているのは、前走の天皇賞(春)・3着のカレンブーケドールです。こちらも先行して粘るスタイルの競馬をする馬で、スタミナも豊富で息が上がらず、後続各馬には捉えにくい優等生タイプというイメージです。これまで掲示板を外しておらず、抜群の安定感があり、勝ちきれないまでも馬券に絡む可能性は高い1頭であると感じます。

時計のかかった一昨年のジャパンCでも2着に粘り込み、タフな馬場での消耗戦で手強い相手を撃破している実績があります。決め手に欠けるところはありますが、2着指名ならこの馬が最有力ということで対抗馬として選出したいと思います。

ということで今年の宝塚記念は本命レイパパレ、対抗はカレンブーケドールという予想で勝負したいと思います。オッズ妙味はなさそうな馬券となりそうですが、点数を絞って狙い撃ちしたいと思います。