【房総特別2020予想】厩舎期待のフォッサマグナ、2勝クラス卒業なるか?
美浦の名門厩舎、藤沢調教師といえば今ではレイデオロやソウルスターリングとクラシックホースの印象も強いですが、古くはタイキシャトルやシンコウラブリイなど、古馬マイル、短距離路線での活躍馬が多い厩舎といった印象を持つオールドファンも多いのではないでしょうか。
そんな藤沢厩舎ですが、最近は強いマイラー、短距離馬もなかなか出てきていない現状ですが、定年まもなくといったところで先々活躍の期待できそうなのがマル外フォッサマグナです。父ウォーフロント、母の父ラヒブと日本では馴染みの薄い血統ですが、3歳時には共同通信杯で2番人気、アーリントンカップで1番人気と重賞戦線でも目立つ存在でした。ところがそれぞれ4着、16着と人気に届かない結果となり、現在は7戦2勝という戦績で停滞しています。
共同通信杯では先日の中山記念を制したダノンキングリーに次ぐ人気を背負っていた馬が未だに2勝クラスというのは陣営としても口惜しいところでしょう。未だに結果に結びついてはいませんが、ファンからの期待は厚くこれまで共同通信杯以外すべて1番人気に支持されてきており、今回も上位人気は間違いないでしょう。
関東馬ながら中山コースは今回が2回目の出走となりますが、前回は勝利しており、分母は少ないものの適性はありそうです。
一時ダートに転向するなど試行錯誤しているものの、新馬戦からずっとルメール騎手を確保して挑んでいる馬ということもあり、陣営の期待度は変わらず高いものと見受けられます。
先行しても差しても結果につながっておらず、騎乗するルメール騎手としても一工夫が求められているかと思いますが、重賞でも2度上位人気を背負ってきた馬だけにそろそろこのクラスは卒業といきたいところです。