【ダイヤモンドS2017】藤田菜七子、3度目の重賞挑戦!
「大きなレースに出て、勝てるようになりたいです。」「来年は、もっと結果を残せるように頑張ります。」と昨年末のとあるトークショーイベントで2年目の飛躍を誓った藤田菜七子騎手(19)。
2月になり、さっそく藤田にとって大きなレースでの騎乗機会が決まった。レースは18日に東京競馬場で開催されるG3の「ダイヤモンドS」だ。
コースは3400mで行われるハンデ戦。JRAで行われる競走としては「ステイヤーズステークス」に次ぐ長距離の競走で、藤田は美浦・田中清厩舎所属のサイモントルナーレ(牡11)に騎乗予定となっている。
サイモントルナーレは重賞成績[0-0-0-23]、ダイヤモンドSは今年で4度目の挑戦('14年7着、'15年9着、'16年9着)、約3年半近く馬券に絡んでいないという11歳の高齢馬だ。アテにしにくい馬であることは容易にわかるが、11歳という歳まで大きな怪我もなく長距離のレースをずっとこなしてきたという点はあっぱれ。
藤田とのコンビは昨年5月に開催された目黒記念(13着)以来、2度目。藤田の重賞戦挑戦は今回で3度目となる。昨年3月のスプリングSでモウカッテルに騎乗して9着(8番人気)、2度目は上でも記したが今回も騎乗するサイモントルナーレで挑んだ目黒記念で13着(15番人気)。
再タッグ結成に期待を寄せたいところだが、ここまで長い距離を乗るのは初めてとなるデビュー2年目の騎手に、近年はただ回ってくるだけの競馬が続いている高齢馬では正直買いづらい。せいぜい軽ハンデを生かして前々で運べれば見せ場は作れるかも、といったところ。とにかく今は全力で依頼をこなしてもらい、重賞初制覇に一歩でも近づけるよう精進してもらいたい。