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【函館記念2026】復活劇はあるか?「函館巧者」と4歳勢が波乱を呼ぶ

公開: 2026/06/28 04:00

中央競馬
【函館記念2026】復活劇はあるか?「函館巧者」と4歳勢が波乱を呼ぶ

日曜の函館メインはサマー2000シリーズの開幕戦となるGⅢ函館記念が行われる。今年は函館競馬場開設130周年記念として実施される節目の一戦でもあり、例年以上に注目を集める。

函館記念は波乱が起こるハンデ重賞として知られ、昨年も10番人気ヴェローチェエラが勝利。人気や実績だけでは測れないレースだからこそ、「条件が替わって一変する馬」を見極めることが重要になる。

その候補として注目したいのが、須貝尚介厩舎の2頭と、函館巧者として知られるベテラン・アラタである。

須貝厩舎の2頭出し、狙うならファウストラーゼン

今年の函館記念で興味深い存在が、2頭出しで臨む須貝厩舎だ。その一頭、ファウストラーゼンは、2歳時から高い能力を示してきた実力馬。ホープフルステークス3着、弥生賞優勝とクラシック候補として期待を集めたが、その後は5戦連続で二桁着順と苦戦が続いている。数字だけを見れば買いづらい一頭だが、近走はいずれも相手関係が厳しく、世代トップクラスや古馬重賞で揉まれてきた経験は今回のメンバーでは大きな財産になる。

また、今回はハンデ55kgを背負うことになった。近走成績だけを見れば決して恵まれた斤量とは言えないが、それでも相手関係は大きく楽になる。さらに小林美駒騎手との新コンビで臨む点も見逃せない。新たな一面を引き出す騎乗ができれば、一変しても不思議ではない。人気面を考えても、須貝厩舎の2頭ではこちらのほうが妙味は大きいと感じる。

函館替わりで見直したいマジックサンズ

もう一頭のマジックサンズも復活候補の一頭だ。昨年のNHKマイルカップでは鋭い末脚で2着と好走した実績があるが、その後は古馬との対戦で思うような結果を残せていない。

しかし、今回は条件が大きく変わる。函館芝コースでは1戦1勝と相性が良く、小回りコースへの適性は十分に証明済み。近走成績だけで評価を落とすタイプだからこそ、舞台替わりによる一変には警戒したい。実績だけを比較すれば能力はここでも上位クラス。復調のきっかけをつかむ可能性は十分ある。

ベテラン・アラタは「函館巧者」の底力に期待

今年9歳を迎えたアラタも軽視できない存在だ。前走の有馬記念15着、金鯱賞10着と結果だけを見れば厳しい内容が続いているが、相手はいずれも国内トップクラス。今回とはレースの質が大きく異なる。

そして何より注目したいのが函館適性である。通算7勝のうち3勝を函館芝コースで挙げており、まさに「函館巧者」と呼べる存在。コース替わりによってパフォーマンスを大きく上げるタイプであり、年齢だけで評価を下げるのは危険だろう。

さらに、約4か月の休み明けでも好走歴がある点は心強い材料。状態面に問題がなければ、年齢以上の走りを見せる可能性は十分ある。今回は大野騎手が手綱を取る予定で、コースを知り尽くしたベテラン騎手のエスコートにも期待が集まる。

編集部の見解|今年の函館記念は「条件好転組」が面白い

今年の函館記念は近走成績だけでは評価しづらい馬が数多く揃った。だからこそ重要なのは、「どの馬が条件替わりで本来の力を発揮できるか」という視点だ。

ファウストラーゼンは相手関係の緩和と新コンビ、マジックサンズは得意の函館コース、アラタは抜群のコース実績と、それぞれに巻き返しを期待できる材料がある。

特にハンデ重賞では、人気よりも「条件好転」の有無が結果を左右するケースは少なくない。今年も一筋縄では収まらない函館記念だからこそ、近走成績だけに惑わされず、コース適性や相手関係の変化まで含めて評価したい。人気薄の激走が珍しくないレースだけに、復活を狙う実績馬たちの走りから目が離せない。

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