【ドバイシーマクラシック予想2021】開催随一のハイレベルなメンバーが集う一戦
今週開催のドバイミーティングの中でもハイレベルなメンバーが揃いそうなのがドバイシーマクラシックです。登録こそ9頭と少ないものの、昨年の春秋グランプリ制覇を果たしたクロノジェネシスや、前走の京都記念で久々の勝利を挙げたオークス馬ラヴズオンリーユーが日本から出走します。
ドバイワールドカップには劣るものの優勝賞金は日本円にして3億円以上となっており、芝のクラシックディスタンスを得意とする競走馬たちにとって春の大一番と言えるレースとなっています。
今年は9頭中8頭が前走2着以内というメンバー構成となっており、実績・勢い共にレベルの高いメンバーが揃いました。
注目は前走のサウジカップを制したミシュリフで、ダート1800mから芝2410mへの大幅な距離延長に対応できるかはカギとなりそうですが、安定した先行力が魅力の1頭で、前走に引き続きイーガン騎手が騎乗予定となっています。
また日本でもおなじみのアイルランドのオブライエン厩舎からは、昨年の香港ヴァーズ勝ち馬のモーグルが登録しており、主戦のムーア騎手が騎乗予定となっています。
こちらはミシュリフと異なりこれまで芝2400m戦で結果を残してきているだけに、ミシュリフに人気が集まるようであれば、モーグルの単勝にも妙味がありそうです。
出走頭数も少ないため穴といえるオッズにはならないかもしれませんが、アメリカから参戦のチャンネルメイカーは、昨年はブリーダーズカップターフ3着の実績を持つこの距離を得意としている1頭で、逃げて粘りこむ競馬で結果を残しているだけに、少頭数でスローになるようであれば、展開次第では侮れない1頭といえるでしょう。
日本馬の中ではラヴズオンリーユーはマーフィー騎手に乗りかわっての参戦となるものの、クロノジェネシスは主戦をつとめる北村友一騎手が騎乗を予定しており、日本人騎手初のドバイシーマクラシック制覇なるかも注目となっています。
日本馬の勝利は2014年のジェンティルドンナまでさかのぼりますが、今年は有力と目される牝馬2頭が出走しますので、久々の日本馬の勝利なるかもあわせて注目したいところです。