【神戸新聞杯2015予想】小粒なメンバーの中でレッドソロモンの活躍に期待!
菊花賞に一番近いと言われる神戸新聞杯。過去10年だけを見てみても神戸新聞杯を走り菊花賞を制した馬はディープインパクト、ソングオブウインド、アサクサキングス、オウケンブルースリ、ビッグウィーク、オルフェーブル、ゴールドシップ、エピファネイア、トーホウジャッカルと9頭もいるのです。実に菊花賞馬輩出率9割を誇るトライアルなのです。
ところが、今年の神戸新聞杯は実績的にはダービーで2番人気で4着だったリアルスティールが目立つぐらいでとても菊花賞馬輩出率9割とは思えないメンバーなのです。しかし思い返せば、去年も実績的にはダービー馬ワンアンドオンリーぐらいで前走1000万を勝ったばかりの評判馬サトノアラジンが2番人気がメンバーだったのですが、1000万2着で臨み9番人気と人気薄だったトーホウジャッカルが神戸新聞杯で3着に食い込み、次走で菊花賞を勝利したのです。実績馬の出走が少ない小粒なメンバーの今年も昨年同様の雰囲気が感じられるのです。
ということは、軸は実績馬リアルスティールでいいでしょうが、相手はティルナノーグやリアファル、キロハナなどの評判馬で人気になりそうな馬よりも、人気薄の振興勢力を狙ってみたくなります。そこで目につくのがレッドソロモンです。レッドソロモンのお父さんは菊花賞で3冠を狙い4着に敗れたメイショウサムソンです。まだ産駒から重賞馬は出していませんが、このレッドソロモンがここで産駒初勝利を挙げ、そのまま菊花賞も制する可能性は十分あるでしょう。前走もレベルの高い北海道の1600万での3着ですからレベル的には実績馬に劣るものではないです。しかも、前走は休み明けで馬体重がプラス16kgと成長力も見せている訳ですから叩き2走目で重賞で上位、叩き3走目で菊花賞なんてちょうどいいじゃありませんか。
そしてもう1つの注目が鞍上の川須騎手です。川須騎手は関西の若手のホープとして活躍中のキャリア6年目なのですが重賞は今年はレッドアリオンなどでGⅢ、GⅡを勝利していますが、これまでGⅠは未勝利です。しかし、外国人騎手や地方のトップジョッキーがたくさんいる中、着実に力を付けている期待の若手騎手なのです。ここでレッドソロモンと一緒にぜひともGⅠで活躍して欲しい期待を込めて、神戸新聞杯では応援したいと思います。
馬券にしても、軸は無理でもリアルスティール絡みなら案外いい配当になるかもしれませんよ。