【JRA大阪杯2023予想】阪神功者で妙味も期待できる「この馬」が狙い目だ!
今週日曜の阪神競馬場メインレースは芝2000mのG1・大阪杯が開催です。
昨年の年度代表馬イクイノックスはドバイシーマクラシックに向かい見事勝利しており、日本馬のレベルの高さを世界に示しました。ただサウジアラビア、ドバイ、そして4月の香港など海外での競走が充実するに伴い遠征する陣営が増えており、JRA開催レベルが下がるのではないかと危惧されていましたが、十分に見応えのある豪華メンバーが集結しました。
昨年のエリザベス女王杯を制し岩田望来騎手との新コンビで挑むジェラルディーナや、秋華賞3着で牝馬3冠達成はならなかったものの、その後じっくり間隔をあけて調整しているスターズオンアースは引き続きルメール騎手で参戦予定と実績ある牝馬2頭の上位人気が想定されます。
また、海外帰りの馬ではふだんよりも後ろ目の位置取りで伸びきれなかったジャックドールが武豊騎手2度目の騎乗で巻き返しなるか注目となっており、ハイレベルな中山記念を制したヒシイグアスも香港カップ、宝塚記念ともに2着とあと一歩まで来ているG1制覇の期待がかかります。
そして日経新春杯覇者のヴェルトライゼンデも阪神芝コース初参戦となりますが、父ドリームジャーニーは右回りコース適性が高い1頭だったこともあり、勢いのある川田騎手を鞍上に迎え魅力ある1頭といえそうです。
上位陣が大崩れしなさそうなだけに波乱は期待薄ですが、前走の大敗で人気を落としそうなダノンザキッドは馬券妙味がありそうです。
近走でもマイルチャンピオンシップ、香港カップとG1で2着まで来る実績馬です。阪神コースは【1-1-1-0】で複勝率は100%と好成績。また、このうちの2・3着は昨年と一昨年のマイルチャンピオンシップでのもので内容としても十分。
先行押し切り、もしくは中団あたりから末脚を伸ばしてくるタイプで、前が優勢な同レースとの相性も抜群です。先行力はある方なので好位に取り付いて直線で抜け出す競馬を展開できれば好勝負は可能でしょう。
前走の中山記念は11着大敗となってしまいましたが、中山は苦手としているコースですし内容的にも試走的に使われたという印象。叩かれた上積みが見込める中での絶好舞台は条件好転。道中で力まずうまくエスコートできれば、再び人気薄での馬券圏内もありそうで、穴馬として抑えておきたい1頭ですね。