【大阪杯2023】先行力重視なら「この2頭」は外せない！

今年も豪華メンバーが集結し、すっかりG1レースとして定着してきた大阪杯。

過去10年のデータ・傾向を見ますと「逃げ」は2勝、「先行」は4勝と阪神内回りコースらしい脚質傾向が見られます。荒れ模様だった天気も落ち着き、今週の関西は週中から週末まで晴れ続き。良馬場開催が濃厚な今年は先行力がある馬から狙っていきたいと思います。

となれば狙いたいのは、昨年の同レース5着馬ジャックドールです。

去年の大阪杯は、レコード勝ちした金鯱賞から中2週と厳しいローテーション。レース本番では果敢に逃げるも、同型のアフリカンゴールドからマークされ楽に逃げれずと、臨戦態勢・当日の展開といずれも噛み合わなかった印象です。今年はここを目標にしっかりと間隔を空けてきていますし、有力な先行馬が不在で、昨年のように突っついてくる馬は出て来ないと思われます。

博打の大逃げも面白そうですが、今年のメンバーならスローに落とす逃げでも十分粘りきれそうな気配です。専門誌や各メディアがサイレンススズカの名前を出して逃げを煽っているようにも見えますが、逃げなくても十分有力視は可能。レース自体が前目優勢ですし、絡まれさえしなければ控えても問題はないでしょう。マイペースで先行できそうな今年はまず馬券圏内は外さないと予想し、本命軸馬として最有力視したいと思います。

続いて相手ですが、対抗馬として有力視しているのは日経新春杯・1着から参戦するヴェルトライゼンデです。

昨年の鳴尾記念・1着、ジャパンCでも3着に好走するなど、左回りでの良績が目立っている馬で、今回“右回り”を不安材料として挙げるファンも少なくないでしょう。ただ、実際は中山・京都・小倉でも結果を出しており、ホープフルS・2着、アメリカJCC・2着など重賞でも好走と適性が全く無いとは言い切れないところがあります。

負けた右回りのレースも距離や展開など別の敗因が見て取れるところもありますので、右回りという要素だけでは消せない1頭であると感じます。右回りが不安視されてオッズが甘くなる可能性があり、むしろこの人気で買えるのはここが最後ということもあるかもしれません。

スローペースだったレースで結果を出してきている馬でもありますし、ある程度流れてもこなせるのでオールラウンドに対応してくれる強みも魅力です。絶好調の川田騎手との再タッグも心強く、ここはリーディングの名に恥じない騎乗を見せてくれると期待します。

ということで今年の大阪杯は本命ジャックドール、対抗ヴェルトライゼンデという予想で勝負したいと思います。