【アイビスサマーダッシュ2017予想】ショウナンカンプ産駒のナリタスターワンが初の直線1000mを父親ばりのスピードで好走か!
開幕の新潟競馬場で行われる直線1000mのアイビスサマーダッシュ。毎年夏の重賞の中でも、かなり楽しみなレースの1つです。直線で開催される唯一の重賞ということもあり、ファンの多いレースでもあると思います。
今年も昨年2着のネロをはじめ、CBC賞で3着と好走し坂路調教でものすごいタイムを出しているアクティブミノルといった重賞好走馬に加え、5月に行われた同じ条件の新潟1000mで行われた韋駄天ステークスからは上位8頭中7頭も出走してきたように直線競馬が得意な馬がとにかく勢ぞろいしてきました。
その中で、私が注目したいのは前走CBC賞で6着と好走したナリタスターワンです。ナリタスターワンは、父馬が高松宮記念を勝った快速馬ショウナンカンプの5歳牡馬です。4走前に準オープンを卒業し、オープンで2戦して7着18着といまいちな結果だったのですが、前走の重賞CBC賞で18頭立ての15番人気だったにも関わらず3着と差のない6着という結果を出しました。
1600万を勝ったのがダートという馬だけに、前走は雨によって良馬場発表も荒れた重い馬場も良かったのだと思いますが、それでも伸びにくい内から馬群の間からじわじわ伸びてきた良い競馬を見せてくれ、これなら重賞戦線でもいずれ走ってくるぞ!と思ったものです。
新潟1000mは初となるが・・・?血統的視点から見た予想見解
ただ、ナリタスターワンは、最初に述べたように重賞実績もさることながら新潟芝1000mの直線競馬の実績もない点が不安視されています。他の馬が重賞や芝1000mに実績を残しているだけに、余計に不安に思われてしまうものなのですが、父親は快速馬ショウナンカンプです。他の馬がつぶれそうなハイペースで走って逃げきってしまうような馬でした。その子供であれば、むしろ芝1000mで直線の方が実は適性があるかもしれないのです。
その根拠となるのが、ナリタスターワンが1600万を勝った中山ダート1200mのブラッドストーンステークスです。このレースでは前半3ハロンが33.4秒と言う芝以上のハイペースを2番手で走り、勝ち切ったのです。その時の1000m通過が57.6秒というハイペースでした。簡単に比較出来るものではありませんが、昨年のアイビスサマーダッシュは前半3ハロンが32.8秒で勝時計が54.1秒でした。前半3ハロンはダートと芝で違うのに0.6秒差と遜色ない速さ。最終的に3秒5と大きな開きが出来ましたが、ダートと芝の違いに加え、コーナーでのロス、平坦な新潟に比べ中山のゴール前の坂、残り200mを走るための余力などを考えると、その差も埋めることは出来るスピードを持ち合わせていると予測できます。
以上のことから、アイビスサマーダッシュでショウナンカンプ産駒のナリタスターワンが初の直線1000mを父親ばりのスピードで好走する可能性はかなり高いと思っています。