【東京スポーツ杯2歳S予想2016】中央転厩したトラスト、どこまで通用するか

マイネル軍団の総帥・岡田繁幸氏の所有馬トラスト。前走の札幌2歳Sを勝った後、中央に転厩してきた。転厩先は栗東・中村均厩舎。古くはマイネルマックスで朝日杯FS（当時朝日杯3歳S）を勝ったゲンの良い厩舎である。岡田氏は常々、トラストは規格外の馬と言い放ってきた。

岡田氏は元々ビックマウスな部分があるが、今回ばかりはそうではないようだ。転厩に関しては既定路線で既に決められていた路線。その為、一般の競馬ファンも違和感はないだろう。札幌2歳Sでは果敢に逃げを放ち、そのまま後続に影を踏ませず2着ブラックオニキスに2馬身1/2をつけて快勝。単勝は9.7倍も付き、5番人気の低評価を覆す結果となった。

これが買い時だったのかどうかはもうじき分かる事だが、現段階の能力分析から判断すると非常に美味しい配当だったと言える。ここでも上位人気確実。相手もトラストからしてみればさほど強敵もいない。これは見方一つだが、トラスト中心と見る事も出来るし、トラストを含めた有力馬同士の戦いとも言える。私的見解では、完全に前者。ここは普通に回ってくればかなりの確率で馬券に絡む確率が高い。

父スクリーンヒーローは大物産駒をディープインパクトのようにたくさん出すタイプではないが、嵌った時の爆発力は凄まじい。モーリスがそれを雄弁に語っている。中央ではこれが初のレースとなるが、トラストの快進撃はまだまだこれからだ。