【JRA】ジャックドールは天皇賞・秋で巻き返しへ!札幌記念の敗因は〝馬場〟か?

今年の大阪杯でG1初制覇を果たし、連覇を狙った札幌記念で6着だったジャックドール(牡5、藤岡健一厩舎)は10月29日に東京競馬場で開催される天皇賞・秋(G1、芝2000m)に向かうことが明らかになった。29日、藤岡調教師が明かした。なお、現在は滋賀県の吉澤ステーブルWESTで放牧中。

8月20日に札幌競馬場で行われた札幌記念では単勝オッズ2.3倍に推されたが、道悪も影響してか最後は伸びを欠き、6着に敗退した。

レースは好位4~5番手追走と理想的な位置取りで追走し、ペースも5F通過1分00秒4と決して厳しいペースではなかった。しかし、4コーナーあたりの脚色に余裕はなく、直線はいつもの伸びが見られなかった。時計的には昨年の札幌記念を制した時とほぼ同タイムで、道中もこの馬の勝ちパターンの競馬は出来ていただけに、格好がつかなったのは気がかりだ。

唯一違ったのが馬場で、良馬場だった昨年と比べて今年は時計のかかる稍重だった。現競馬評論家で元騎手の安藤勝己氏は「敗因は完全に重い馬場やね」とコメントを残しており、4着のダノンベルーガや5着ヒシイグアスの鞍上も馬場を敗因として挙げていることから、タフな馬場であったことは事実。

天皇賞・秋が開催される時期の東京は例年速い時計が出やすい馬場であり、得意な良馬場での開催となれば、巻き返しも大いに期待できそうだ。