【加付式“連番の法則”】日本ダービーなど先週の回顧・検証

記事「【加付式“連番の法則”】日本ダービーなど先週の回顧・検証」のサムネイル画像

5月25日、ようやく日本全国での「緊急事態宣言・解除」がなされた。ただ、解除はされてもウィルスと向き合いながらの新たな生活様式での日常生活再開となり、JRAでは28日、「6月6日以降の開催においても、感染拡大防止のため無観客開催を継続する」と発表した。この措置は6月28日までの継続が確定し、これにより宝塚記念までの春のGⅠすべて、無観客での開催が決まった。7月4日以降については改めて発表される。なお、感染拡大防止策として講じられてきた「競走馬の出走制限」「騎手の土日移動制限」「認定調整ルームの運用」については「6月からは解除する」とのこと。

先週の開催では、ともにJRA通算11,000回騎乗を田辺裕信騎手が土曜東京11Rで、太宰啓介騎手が日曜京都8Rに達成した。また、C.ルメール騎手は日曜東京4Rで、史上28人目現役15人目となるJRA通算1,200勝を達成した。この1,200勝達成は5,842戦目で達成され、従来の記録(武豊騎手の6,539戦での達成)を上回る史上最少騎乗回数での達成となった。

そして迎えた競馬の祭典、GⅠ「第87回 東京優駿(日本ダービー)」。父ディープインパクト以来の無敗の2冠馬誕生なるかと注目された1番人気コントレイルが、見事に勝利。2強と評され、ともに2歳GⅠを制し、前走皐月賞でも接戦を演じた2着サリオスを今度は3馬身離す完勝で、15年ぶり史上7頭目となる快挙を達成した。福永祐一騎手はワグネリアンに次いで、矢作芳人調教師はディープブリランテに次いで、ともに2度目のダービー制覇。矢作氏はレース後、「オーナーサイドからは『秋は国内に専念し、3冠を狙いに行く』と言われました」とコメント。秋の菊花賞がまた楽しみとなった。

それでは、先週の結果を振り返ろう。

前記GⅠ東京優駿(日本ダービー)では、連番の法則の「一組連番」で決着。そのダービーを含め。先週は土日のメイン2場計4レース中4レース(100%確率)で連番の法則は出現したのである。

5月30日
-東京京都合計出現率(%)
ALL連番1014.2
一組連番381145.8
同番42625.0
合計810--
出現率(%)66.783.3--
5月31日
-東京京都合計出現率(%)
ALL連番30312.5
一組連番671354.2
同番1128.3
合計108--
出現率(%)83.366.7--

出現確率No.1の「一組連番」は、土曜日曜合計48レース中24レース、ちょうど1/2という出現率となった。ただこれは、土曜東京のみ出現回数3回と低かったためで、残る土日36レースでは21回出現。さらに出現率を下げた土曜東京では「同番」が12レース中4回と実に1/3で出現。「ALL連番」も合わせて土日全体では先週も連番の法則は、「66.7%~83.3%」と超高確率で出現した。

「一組連番」の100万超大万馬券は、先週も無かった。しかし10万超は計6回出現し、内2回が1・2人気との「一組連番」、残る4回中2回も注目「3番人気」との「一組連番」であった。10万超には届かない、いわゆる1桁万円の通常万馬券は2場開催にも関わらず前週を上回る17回出現。1番人気との「一組連番」だけで8回、残る9回中5回も2・3番人気との「一組連番」、つまり17回中1~3番人気との組み合わせだけで13回を数えたのである。上位人気馬からの「両脇連番を抑える」ことで万馬券手中は近くなるのである。

2場開催としては先週も多く出現した「同番」組み合わせ。特に土曜東京では12レース中4回、実に1/3のレースで「同番」決着をみた。4回すべてが1~3番人気(1番人気2回、2・3番人気各1回)との「同番」組み合わせで、配当もすべて万馬券。内2回は10万超で、この日この「同番」組み合わせを狙った方は、大当たり。全レースで「同番」の法則買いをチャレンジしても、おそらくプラス収支で終われたのでは。

さて毎回最もお勧めと推奨している「ALL連番」は、先週は2場開催で全4回。まずまずの出現回数と出現率であった。特に、土曜に前記「同番」が4回発生した後の日曜東京。今度は「ALL連番」が12レース中3回、1/4のレースで集中出現。この日は「ALL連番」の法則買いにチャレンジされた方が、大当たりとなった(ちなみに筆者は、土曜傾向から日曜に「同番」チャレンジして失敗・・・)。こうした筆者のような失敗日もあるが、「少額投資で買えるのが、「ALL連番」の最大の推しポイント。今後もこの連番の法則「ALL連番」チャレンジをお勧めする。

なお、今回のコラムの締めに最終レースに大万馬券発生率が異常に高いことに気づいたため、最終レースにおける「万馬券の発生回数と確率」「10万超万馬券の発生回数と確率」、その内の連番の法則が占める割合(確率)を算出してみたので、大万馬券チャレンジの参考にしていただければ幸いである。

算出したのは、コラム開始の3月から先週5月までの「3ヶ月間、全74週」の最終レース。

3~5月 計13週:全74回 最終レース
-回数確率(%)連番の法則法則確率(%)
万馬券発生6689.23756.0
10万馬券発生3040.51653.3
万馬券発生週13100.013100.0

馬券予想や組み立ては、人それぞれ千差万別。近走成績や指数、馬場適正やレース展開などなど、軸馬選定は今まで通り貴方次第で良いのです。

高確率で狙いたいなら「一組連番」、一発ホームランを狙いたいなら「ALL(すべて)連番」「同番」。いずれの組を採用するか(もちろんすべての組でも)は、貴方次第。そして特に大きな配当を目指すなら、注目すべきは「3~5番人気」からの組み合わせ。この「先週の出現確率」に納得いただけたなら、「加付式連番の法則」を「諦めず、次だ、次だ・・・」と試していただきたい。