【加付式“連番の法則”】菊花賞など先週の回顧・検証
2週連続無敗の三冠馬誕生。牡馬を中心としたクラシック競走における無敗の三冠馬は、史上3頭目。そして先週のそれには、史上初として「父子・無敗の三冠馬」「同一年・牡牝で無敗の三冠馬」の冠が2つ付く快挙となった。25日、京都競馬場で行われた「第81回菊花賞(GⅠ)」においてコントレイルが勝利。史上8頭目のクラシック三冠達成は、同時にディープインパクト以来、史上3頭目の「無敗の三冠制覇」となった。
単勝1.1倍の1番人気、史上初の父子三冠制覇がかかった一戦。全馬同一条件とはいえ、血統的に3,000mという距離は決して「味方」とは言えない最終関門でも、その強さに揺るぎはなかった。最後の一冠を目指し、終始コントレイルをマークするように運んだ4番人気アリストテレスに、最後の直線で競りかけられ「あわや!」と思わせたが、皐月賞同様に最後はクビ差引き離してゴールした。福永騎手も「ディープインパクトという無敗の三冠馬の息子で、同じく無敗の三冠達成は世界でも類をみないことだと思います。その鞍上に自分がいられたことを誇りに思います」と話していた。
また同日(日本時間で)行われたカナダのクラシック最終戦ブリーダーズS(芝2,400m)には、日本人の福元大輔騎手(23)が、やはり三冠達成に挑んだが残念ながら7着に敗れた。共に三冠に挑んだ隻眼のマイティハートは、一冠目のクイーンズプレートS同様スタートからハナを切り、逃げ切りを図ったが最後の直線で失速。ここまでの二冠で「オールウェザー」「ダート」コースを制し、ラスト一冠「芝」コースで偉業に挑んだが、「血統的に芝は・・・」の前論評もあった通り、最後のキレ勝負では一歩及ばなかった。しかし、左眼を眼球毎失っているマイティハートが、「カナダのダービー」をはじめ二冠を制したことは、紛れもなく称賛に値する。同時に、23歳になったばかりの福元騎手も堂々の二冠達成と三冠挑戦であった。今後、ますます期待がかかる。
それでは、先週の結果を振り返ろう。全結果は下表のとおり。
- | 東京 | 京都 | 新潟 | 合計 | 出現率(%) |
---|---|---|---|---|---|
ALL連番 | 2 | 1 | 0 | 3 | 8.3 |
一組連番 | 6 | 7 | 8 | 21 | 58.3 |
同番 | 1 | 0 | 1 | 2 | 5.6 |
合計 | 9 | 8 | 9 | - | - |
出現率(%) | 75.0 | 66.7 | 75.0 | - | - |
- | 東京 | 京都 | 新潟 | 合計 | 出現率(%) |
---|---|---|---|---|---|
ALL連番 | 0 | 0 | 1 | 1 | 2.8 |
一組連番 | 8 | 4 | 6 | 18 | 50.0 |
同番 | 1 | 1 | 0 | 2 | 5.6 |
合計 | 9 | 5 | 7 | - | - |
出現率(%) | 75.0 | 41.7 | 58.3 | - | - |
※「同番」「一組連番」、同時に成立(13番→2番→3番 等)は「同番」としてカウント
先週も3場、合計72レース。出現確率No.1の「一組連番」が実に39レース、「ALL連番」「同番」が4レースずつ、といった出現回数。日曜の「ALL連番」が、新潟で1回だけとやや寂しい出現となったが、その他はほぼ平均的に出現。前週までのような「1日1場で固め打ち」といった偏った出現もなく、全体としては日曜京都で「41.7%」と5割を切ったが、その他すべてで「58.3%~75.0%」と高確率出現を記録した。
「一組連番」は、計39回の出現回数を全場で満遍なく多数記録した。「YouTube解説編『一組連番』」公開以来お勧めとしている同枠の「一組連番」決着は、17回。前週の4分の1から再び5割近くへと出現率が上がった。特に京都では、土曜が7回中5回、日曜は4回中3回と「同枠・一組連番」が驚異的確率で占めた。配当も土日8回の「同枠・一組連番」で万馬券7回。他、日曜新潟8Rでは2番人気との「同枠・一組連番」で10万超配当も。狙い目を絞れることで多くのレースでチャレンジできる「同枠・一組連番」は、配当面でもお勧めできる。
「同番」は、前週までのような当たり日はなく、平均的に1日1回程度の出現。前週までの同番かつ一組連番も無かったが、1番人気との「同番」が全4回中3回、残る1回は注目・3~5番人気の「同番」。そしてその4回とも「同番」の長所一発回収といった配当で、特に東京は土日とも大当たり。ともに1番人気との「同番」で38万、10万配当を記録。上位人気を軸に据えた際には是非「同番」相手を抑えてほしい。
最もお勧めの「ALL連番」は、「同番」同様全4回の出現回数だが、土曜東京だけで2回出現したので、他場では不毛となってしまった。同枠・一組連番が絡んでの「ALL連番」は、前週の0回から再び出現となったが1回のみで、配当も万馬券には届かなかった。ただ、土曜東京では2回の配当が、各々約7万と10万超。挑んだ方には「同番」同様一発回収を果たせたのではないだろうか。上位人気、あるいは注目・3~5番人気の中に軸馬が居る際には、少額投資の「ALL連番」をチャレンジし続けてほしい。そして、必ず来る「ALL連番」の爆発出現を待ってほしい。
「万馬券の宝庫」最終Rは、全6レース中連番の法則決着が半数の3レースで、すべて土曜に集中した。日曜はすべて「法則外」決着となったが、配当は土日すべて万馬券で、10万超が3回。その内2レースが連番の法則決着。前週のような法則高確率週も必ずまた来るので、引き続き「最終R」にはチャレンジを。