【加付式“連番の法則”】オークスなど先週の回顧・検証
世界中で未だ続くコロナ禍だが、欧米を中心に「鎮まりを見せ始め、経済活動を徐々に再開」など、その状況が少しずつ変わり始めた。そして日本でも、前週の39県に引き続き21日には「関西圏3府県に対し『緊急事態宣言』を解除する」ことを発表。週明けには、残る5都道県も「解除」となった。いよいよ今週末に行われる競馬の祭典「日本ダービー」が、無観客で行われることに変わりはないが、明るい兆しとともに競馬ファン全体で画面越しに大声援を送り続けよう。
19日、種牡馬として日本競馬に長年にわたって貢献してきたフォーティナイナーが、繋養先の北海道静内種馬場で老衰のため亡くなったことが発表された。産駒には(地方交流)GⅠ馬マイネルセレクト、ユートピアなど、米国産馬らしくダートでの活躍馬を多く輩出したが、記憶に新しい’18年には「母の父」として皐月賞馬エポカドーロなど、実に多くの活躍馬を送り出した。35歳だった・・・合掌。
続く20日、現在短期免許で来日・騎乗中のダミアン・レーン騎手に対し、JRAは引き続き7月21日までの短期騎手免許交付を発表した。これによりレーン騎手は、「年間3ヵ月」の短期免許すべてを今春で使い切ることになり、今秋の来日騎乗はなくなった。コロナ禍による情勢を踏まえての決断となった模様である。
さて先週の開催では、池添謙一騎手が日曜京都11RでJRA通算1,200勝を、吉田隼人騎手も日曜新潟6RでJRA通算900勝を達成。また、昨秋の落馬・骨折から戸崎圭太騎手が戦線復帰を果たし、入れ替わるように中谷雄太騎手が日曜新潟8Rを最後に現役騎手生活に終止符を打った。
そしてメインレース、「81回 優駿牝馬(GⅠ)」では、圧倒的1番人気のデアリングタクトが、実に63年ぶりとなる無敗での牝馬クラシック2冠を達成した。久しぶりの日本人騎手によるGⅠ勝利インタビューに松山弘平騎手は「初めて1番人気にしていただいて・・・プレッシャーはありましたが勝てて良かったです。(すべての)関係者の方々に感謝、そして馬に『本当にありがとう』と言いたい」と答えていた。
それでは、先週の結果を振り返ろう。
前記GⅠ優駿牝馬(オークス)では、連番の法則の「一組連番」で決着。また前日土曜のメイン「メイステークス」では「ALL連番」が見られた。終わってみれば先週も、土日のメイン3場計6レース中4レース(2/3の確率)で連番の法則は出現したのである。
- | 東京 | 京都 | 新潟 | 合計 | 出現率(%) |
---|---|---|---|---|---|
ALL連番 | 1 | 1 | 2 | 4 | 11.1 |
一組連番 | 9 | 5 | 3 | 17 | 47.2 |
同番 | 1 | 3 | 2 | 6 | 16.7 |
合計 | 11 | 9 | 7 | - | - |
出現率(%) | 91.7 | 75.0 | 58.3 | - | - |
- | 東京 | 京都 | 新潟 | 合計 | 出現率(%) |
---|---|---|---|---|---|
ALL連番 | 0 | 1 | 0 | 1 | 2.8 |
一組連番 | 3 | 7 | 2 | 12 | 33.3 |
同番 | 1 | 1 | 3 | 5 | 13.9 |
合計 | 4 | 9 | 5 | - | - |
出現率(%) | 33.3 | 75.0 | 41.7 | - | - |
出現確率No.1の「一組連番」は、土曜東京に大出現。1日12レース中9レース、実に3/4(75.0%)という稀にみる出現率で、その反動か日曜東京では3レース(1/4)と通常より少ない出現となった。京都開催は、土日とも「一組連番」を筆頭に全体出現率で(75.0%)の高確率。3場の中では新潟開催が「一組連番」、そして全体出現率ともに低めで、東京と併せて日曜出現率が5割を下回った。ただ、前記土曜東京が(91.7%)の超高確率出現だったこともあり、土日全体では先週も連番の法則は、高確率出現した。
「一組連番」でしばらく続いた100万超大万馬券は、先週はゼロ。ただ10万超は計4回出現し、内3回は1・2人気との「一組連番」で、残る1回も前週まで注目と記してきた「3~5番人気」に中る4番人気との「一組連番」であった。10万超にはいかないまでも、いわゆる1桁万円の通常万馬券だけで実に16回出現。前記GⅠ優駿牝馬(オークス)でも、1.6倍の1番人気優勝ながら、2着(16番)3着(7番)の「一組連番」が、3連複・3連単ともに万馬券の好配当を演出した。出現全16回のほとんどが上位1・2番人気、そして連番の法則で高額を狙うターゲット「3~5番人気」からの「両脇連番を抑える」ことで万馬券が叶うことを、先週も示してくれた「一組連番」結果となった。
前週に引き続き大発生した「同番」組み合わせ。土日3場合計で11回、中でも土曜京都、日曜新潟ではそれぞれ3回ずつと固め打ち出現。10万超配当も4回あり、その内訳は「一組連番」同様2回が1・2番人気との「同番」で、残る2回が注目の3・5番人気との「同番」組み合わせであった。「やたら出現する」傾向に気づいた際には、諦めずに「次も一応同番は抑えよう」と、ご自身の買い目に足しておいてほしい。
毎回最もお勧めと推奨している「ALL連番」は、先週も全5回と少回数出現に終わった。ただ5回とも配当は万馬券、そして上位人気からの「ALL連番」だったので、手中できる確率としてはまあまあ良かったのでは。回数はさておき、こうした波静かな週が続いた後には得てして高配当が出現するもの。少額投資で買えるのが、「ALL連番」の最大の推しポイント。今後もこの連番の法則「ALL連番」チャレンジをお勧めする。
馬券予想や組み立ては、人それぞれ千差万別。近走成績や指数、馬場適正やレース展開などなど、軸馬選定は今まで通り貴方次第で良いのです。
高確率で狙いたいなら「一組連番」、一発ホームランを狙いたいなら「ALL(すべて)連番」「同番」。いずれの組を採用するか(もちろんすべての組でも)は、貴方次第。そして特に大きな配当を目指すなら、注目すべきは「3~5番人気」からの組み合わせ。この「先週の出現確率」に納得いただけたなら、「加付式連番の法則」を「諦めず、次だ、次だ・・・」と試していただきたい。