【加付式“連番の法則”】オークスなど先週の回顧・検証
3歳クラシック第2弾が始まり、東京競馬場を舞台にまずは「第82回優駿牝馬【オークス】(GⅠ)」が行われた。白毛のGⅠ2勝馬ソダシが2年連続無敗の2冠馬なるか、の期待がかけられ圧倒的1番人気に推されたが、勝ったのは3番人気ユーバーレーベン。騎乗したM.デムーロ騎手は昨年のNHKマイルC以来約1年ぶりのGⅠ、オークスは一昨年のラヴズオンリーユー以来2度目の勝利となった。逃げ馬不在の展開の中、後方待機から4コーナーで中団に押し上げると直線鋭く脚を伸ばし、3戦連続3着の鬱憤を晴らす完勝。馬主のサラブレッドクラブラフィアン、生産牧場のビッグレッドファームにとっては、今年3月に亡くなった総帥・岡田繁幸氏に捧げるクラシック制覇となった。そしてソダシは最後の伸びを欠き8着に敗れ、2着には2番人気アカイトリノムスメが順当に入ったものの、3着に16番人気ハギノピリナが入る波乱の結果。終わってみれば連番の法則「同枠2頭絡み・ALL連番」で、3連複10万・3連単53万の高配当となった。
先週一週間の主なニュース
- ダービー断念
- 昨年の最優秀2歳牡馬・ダノンザキッドは20日、右脚骨折が判明し全治に3ヵ月以上かかることから、日本ダービーは回避することに。
- 北村宏司騎手
- 22日、史上23人目、現役10人目となるJRA通算1,400勝を達成。
- 清水英克調教師
- 23日、現役104人目となるJRA通算200勝を達成。
- WIN5
- 1番人気全敗、3レース目には14番人気勝利で、2週連続「的中2票」の大波乱。配当は前週の3億に続いて、2.7億円。
では先週の結果を振り返ろう。全結果は下表のとおり。
- | 東京 | 中京 | 新潟 | 合計 | 出現率(%) |
---|---|---|---|---|---|
ALL連番 | 1 | 1(1) | 0 | 2 | 5.6 |
一組連番 | 4(1) | 4 | 6(1) | 14 | 38.9 |
同番 | 2 | 1 | 2(1) | 5 | 13.9 |
合計 | 7 | 6 | 8 | - | - |
出現率(%) | 58.3 | 50.0 | 66.7 | - | - |
- | 東京 | 中京 | 新潟 | 合計 | 出現率(%) |
---|---|---|---|---|---|
ALL連番 | 2(1) | 1(1) | 0 | 3 | 8.3 |
一組連番 | 7 | 7(2) | 5(1) | 19 | 52.8 |
同番 | 1 | 2 | 3 | 6 | 16.7 |
合計 | 10 | 10 | 8 | - | - |
出現率(%) | 83.3 | 83.3 | 66.7 | - | - |
- ※( )内は“同枠2頭”が入った回数
- ※「同番」「一組連番」、同時に成立(13番→2番→3番 等)は「同番」としてカウント
先週も東京・中京・新潟の3場開催。2日間計72レースで「一組連番」が計33レース、「ALL連番」が計5レース、「同番」が計11レースという内訳。「一組連番」「ALL連番」は2週連続全く同じ出現数で、「同番」が大幅増となり、前週よりも出現率アップ。新潟では「ALL連番」が2日間とも不発に終わったが、10万超、100万超など「一組連番」「同番」は2日間とも好調。東京・中京は、日曜に高配当が集中出現となった。全体的な場別出現率では、全場土日とも「50.0%~83.3%」と変わらずの高出現率を残した。
「一組連番」は、全体的には日曜が好調となったが、新潟では土曜も好結果。推奨人気同士の「同枠・一組連番」から3連複1.2万、3連単8.9万の好配当をはじめ、3番人気勝利でも1番人気(3着)との「一組」から14万、2番人気勝利からその2番人気との人気薄「一組」から3連複26万、3連単86万という超高額も飛び出した。日曜東京は出現7回すべて推奨人気との「一組連番」で、10万超こそ1回ではあったが5万前後で5回、7回中6回で好配当となった。日曜中京は全7回すべて万馬券で、「同枠・一組連番」での2回をはじめ計3回の10万超。前週記した軸馬5番人気内から人気薄「同枠」相手を抑えることが、高配当「一組連番」を的中する秘訣といえそうである。
前週と同じ全5回出現の「ALL連番」は、日曜東京が唯一複数回を記録。土曜中京でも1番人気3着からの同枠2頭絡み「ALL連番」を記録したが、ハイライトはやはり日曜GⅠの「オークス」。「Youtube実践編」で「7番の2番人気アカイトリノムスメからの『ALL連番』には、9番18番がお勧め」としてしまったが、結果はアカイトリノムスメとの同枠・16番人気が絡んで3連複10万、3連単53万の配当。改めて同枠・人気薄を抑えることの大事さを証明する結果となった。実践されている読者諸兄は、どんなに人気薄でも軸馬の同枠を抑えた「ALL連番」を。
相変わらず好調な「同番」は、前週からさらに増加。東京のみ土日3回で万馬券1回と堅い「同番」であったが、日曜中京では推奨人気との「同番」から12万、1番人気(3着)との「同番」から3.3万とともに万馬券。ただ回数的にも配当的にも、先週最も良かったのは新潟。土曜の2回は1番人気がともに2着。第1Rではその1番人気との「同番」1着から11万、第9Rでは1・2番人気の「同枠絡み」に2番人気との「同番」から3万配当であった。日曜には42万配当を筆頭に3回出現し、傾向として記している連続出現も第6・7Rで現れ、連続2つ目の第7Rでは1番人気1着との「同番」2着から21万。「連続」「同枠絡み」を諦めずに続けていただくことが、「同番的中」の近道では・・・と思う。
「万馬券の宝庫・最終R」は、法則決着が6回中3回。すべて万馬券決着の「一組連番」で、1番人気3着や1番人気との「一組」からで5.2万、8.6万といった好配当。78万の超高額は「法則外」からであったが、法則からも必ず出るのでこちらも諦めずに続けることが肝要である。