【加付式“連番の法則”】クイーンSなど先週の回顧・検証
引き続き新潟・函館の2場開催となった先週、重賞「第69回 クイーンステークス(GⅢ)」が今年は函館競馬場で行われた。
レースは、3番人気に推されたテルツェット(ルメール騎手)が、後方から末脚鋭く追い込み優勝。今春のダービー卿CTに続いて重賞2勝目を挙げた。2着にも1番人気マジックキャッスル(戸崎騎手)が順当に入ったものの、3着には、12頭立ての8番人気サトノセシル(大野騎手)が入った。勝ったテルツェットとサトノセシルは連番の法則「同枠・一組連番」となり、前週同様3着馬が好配当をもたらした。
先週一週間の主なニュース
- 木村哲也調教師
- 大塚騎手へのいわゆる「パワハラ裁判」において、同師が罰金刑の略式命令を受け27日に刑が確定。これを受けてJRAは、同師の調教停止処分を発表した。木村厩舎所属の全69頭は、美浦・岩戸厩舎に転厩となった。
- 藤懸貴志騎手
- 31日、新潟2Rにて現役98人目のJRA通算100勝を達成。
- 三浦皇成騎手
- 1日、函館6Rにて史上49人目、現役25人目のJRA通算900勝を達成。
- 田辺裕信騎手
- 1日、新潟8Rにて史上40人目、現役21人目のJRA通算1,000勝を達成。
では先週の結果を振り返ろう。全結果は下表のとおり。
- | 新潟 | 函館 | 合計 | 出現率(%) |
---|---|---|---|---|
ALL連番 | 1(1) | 1 | 2 | 8.3 |
一組連番 | 7(2) | 3(1) | 10 | 41.7 |
同番 | 0 | 2 | 2 | 8.3 |
合計 | 8 | 6 | - | - |
出現率(%) | 66.7 | 50.0 | - | - |
- | 新潟 | 函館 | 合計 | 出現率(%) |
---|---|---|---|---|
ALL連番 | 2(2) | 0 | 2 | 8.3 |
一組連番 | 8(2) | 8(5) | 16 | 66.7 |
同番 | 1 | 1 | 2 | 8.3 |
合計 | 11 | 9 | - | - |
出現率(%) | 91.7 | 75.0 | - | - |
- ※「同番」「一組連番」、同時に成立(13番→2番→3番 等)は「同番」としてカウント
- ※( )内は同枠2頭が入った回数
先週も新潟・函館での2場開催となり、2日間計48レースで「一組連番」が計26レース、「ALL連番」「同番」がともに計4レースという内訳。「一組連番」は土曜函館以外で1日半分以上、特に日曜は2場ともに8レースずつと1日の2/3を占めた。「ALL連番」「同番」は、前週からやや減ったものの平均では1日1回の通常ペース。「ALL連番」は日曜新潟、「同番」は土曜函館で1日2レースずつのマルチ出現となった。配当的には「同番」の100万超1回のほか、10万超だけでも10回と前週を上回った。全体的にみても全場出現率は、土日2場ともに「50.0%~91.7%」と高確率をキープ。全体的には、3週連続で良かったと言えた。
先週の「一組連番」は新潟の土曜、そして函館では土日ともに良かった。日曜は前述どおり2場ともに、12レース中8レースという高確率で出現。配当も10万超の高額2回ずつに加えて、2場計16回において「一組連番」の軸馬はすべて推奨人気内。特に日曜函館は、出現回数8回中5回を「同枠・一組連番」が占め、配当が各々38万、17万の高額であった点からも、お伝えし続けている手法がお役に立てていたら幸いである。また、土日計4つのメインレースも軸馬はすべて推奨人気内で10万超配当が2レース。冒頭記した日曜重賞のクイーンSでも3番人気との人気薄「同枠・一組連番」となった。引き続き人気薄や同枠の「一組連番」を抑えて好配当を手にしていただきたい。
昨秋から好調続きの「同番」は、平均的出現ではあったが今までの好調ぶりからすると、やや少なかったか。ただ土曜函館と日曜新潟では、相変わらずの一発回収・超高額配当を残した。ともに軸馬は、推奨人気内。土曜函館最終レースでは、3・4番人気の「同番」2騎から10万配当。そして日曜新潟6Rでは、推奨末人気との「人気薄・同番」から先週唯一の100万超となり、3連複29万・3連単202万配当となった。出現回数の少ない時でも一発の破壊力は変わらず「同番」が一番である。資金を抑えるなら「ワイド」や「3連複」でも充分な配当が見込めるので、人気を気にせず「同番」にはアンテナを常に張っていただきたい。
「ALL連番」は、前週までのような好調ぶりとはいかなかったが、新潟では土日の全3回すべてで狙い目傾向としている同枠2頭絡みとなった。軸馬はすべて1・2番人気で、3回中2回は3連複・3連単ともに万馬券。中でも日曜7Rでは3連複9.5万・3連単32万の高額配当となった。3週連続で同枠2頭絡みの「ALL連番」からの好配当と「使える馬券術」を示せたのではないだろうか。是非、活用していただきたい。
「万馬券の宝庫・最終R」は、4レースすべて「法則決着」となり、「一組連番」3回に「同番」1回という内訳。10万超高配当は、前述「同番」項で記したものだが、残る3回はすべて「好配当狙いにお勧め」とした1番人気3着付けで出現。好配当狙いの最終Rは、まだまだ多くの可能性を残している。