【東風ステークス予想2023】「先行力」がある「中山巧者」から勝負!

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中山競馬の日曜10Rではリステッドのマイル戦「東風ステークス」が開催。

昨年の勝ち馬ボンセルヴィーソは中山巧者の先行馬で、番手追走から抜け出して押し切る競馬で快勝。その前年の覇者・トーラスジェミニは逃げ切り勝ち、その前の勝ち馬ストーミーシーも好位追走から抜け出して快勝。近年は先行力があってある程度中山の実績も豊富な馬が勝ちきっている印象だ。

今年注目したいのは、前走のアメリカJCC・11着から巻き返しを狙うエピファニーだ。

重賞初挑戦ながら2番人気に推される人気を集めたが、スタートで接触した影響もあってか力んだ走りになり、勝負どころでは窮屈になるシーンもあり11着敗退。もともと折り合いに難しいところがあった馬で、前走までは芝1800mの自己条件4連勝しており主戦場は1800m戦だった。初の2200m戦でガイアフォースやユーバーレーベンといった中距離重賞戦線でしっかり結果を出してきている馬が相手では、さすがに厳しかった印象だ。最後に余力が無かったのは2200mの距離の影響もありそうで、一気にマイルへ短縮される今回は競馬もしやすくなるだろう。

まずは適条件でオープン馬相手にどれだけやれるかが見てみたいところで、仕切り直しとなる今回の東風ステークスはまさに絶好のレースと言える。鞍上にはデビューからの2戦で手綱を握ったC.ルメール騎手を迎え、陣営も巻き返しへ向けてやる気満々だ。能力的にもここは十分通用する算段が立ち、適条件で走れる今回は当然巻き返しを期待したい。

父エピファネイア、近親はG1・2勝のミッキークイーンと血統面からも期待が大きい1頭。開花寸前の良血に期待は高まるばかりだ。