【JRA金鯱賞2023】差し馬にサインあり!狙うべきは〝この馬〟だ
中京競馬の日曜メインは優勝馬に大阪杯の優先出走権が与えられる「金鯱賞」が開催。主役の最有力候補は前走の中日新聞杯・4着から参戦するプログノーシスだ。
キャリア7戦で馬券圏外に敗れたのは前走の中日新聞杯・4着のみで、レースはスローの前残りの展開を17番手の大外からメンバー最速の上がり3F33秒2の末脚で伸びて4着という内容。負けて強しの競馬で、後ろから行き過ぎてしまったことが敗因なのは明白だろう。
相変わらずスタートと折り合いの課題は残っているが、前走は後方で折り合いに専念して脚は溜めれた。器用なタイプというわけでもないので、少頭数での開催となる今回は競馬もしやすくなるはずだ。デビューから7戦のうち6戦でメンバー最速の末脚を繰り出しており、この7戦の平均上がり3Fは33秒7という切れ者。道中スムーズに競馬ができれば最後は弾けてくれるに違いない。
とは言え、金鯱賞は例年前目が有利な展開になりやすい一戦。中京の開幕週でも出遅れとなれば差し切るのは厳しくなってくる。早め先頭で粘り込みを狙ってくる先行勢たちをまとめて差し切るには、中団くらいには付けていきたいところだ。
その点において、鞍上が前走の藤岡佑介騎手から4戦4勝のベストコンビ・川田将雅騎手に手綱が戻る点は大きなプラス材料と捉えたい。1週前追い切りはさっそくコンタクトを取っており、栗東CWコースを3頭併せで最先着。ラスト1Fも11秒1とこの馬らしい切れ味を披露した。間隔を空けたことでしっかり成長していれば、道中のパフォーマンスも上がってくる可能性は十分あるだろう。
重賞級の能力があることは確かだが、重賞・リステッドでは脚を余す形で取りこぼしており、陣営としてはまずは何とか重賞タイトルを獲りたいところ。春の大舞台に向かうためにも賞金加算は必須の立場でもあり、この一戦への本気度は高いはす。好相性の川田将雅騎手に手綱を戻し、万全の態勢で重賞初Vを狙う。