【京都記念有力馬情報】伝統の古馬G2に活きの良い4歳馬レーヴミストラルが出走

レーヴミストラルは、父キングカメハメハ、母レーヴドスカーという血統で兄弟には、阪神JF(G1)を勝ったレーヴディソールや、ダービートライアル・青葉賞(G2)を快勝したアプレザンレーヴがいる。優秀な一族の血のなせる技なのか、レーヴミストラルもここまで順調な競走馬生活を送っているといった印象を受ける。

元々、デビューしてから、安定した成績を残しており、素質の高さは誰もが認めるところであるが、この馬の場合は、距離適性がもしかしたら、少し長めのほうが向いているのかもしれない。根拠としては、芝2400メートル以上のレースだと、【3-0-1-1】と、なっており、唯一の着外は、ダービー(G1)だけという成績。

春にダービーで9着に敗れると、秋初戦の2500メートルの長丁場・アルゼンチン共和国杯(G2)で古馬と初めてのレースという不利を跳ねのけ3着に健闘。その後の中京・芝2000メートルの金鯱賞(G2)では、8着に敗れており、前走の日経新春杯(G2)では、最後方から上がり33.1という鋭い切れ味を発揮して快勝している。

やはり、現時点での成績を見ると、1800~2000メートルのスピード勝負には向いていないのかなとも感じられる内容。この馬の場合は、道中でしっかりと折り合いが付くため、直線まで余力を残した状態でレースを進められるのがセールスポイントである。

ゲートに少し難がある馬だが、やはりスタートの影響薄い2400メートル以上の競馬だと強いという印象を素直に受ける。今週の京都記念は2200メートルということであり、レーヴミストラルにとっては初めての距離という点がポイントになりそう。

個人的には、能力の高さであっさりとというのもあるが、この距離、このコースが大得意な馬に足元をすくわれる可能性もあるとみている。最も自身も京都コースは【2-1-0-0】と、得意にしているため、心配は杞憂に終わるかもしれないことだけは強調しておこう。