【チャンピオンズカップ予想2018】ルヴァンスレーヴなど有力馬3頭を考察

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12月からは中京競馬が開催。中京競馬一発目の重賞を飾るのはダートの王者決定戦「チャンピオンズカップ」です。例年、国内外のトップダート馬が揃う一戦で、今年もG1優勝経験がある馬が6頭も出走を予定しており、ハイレベルなレースになりそうです。

今回はそんな中でも特に近走のG1レースで活躍している3頭の有力馬を考察してみたいと思います。

ルヴァンスレーヴ(牡3、萩原清厩舎)

昨年は川崎の全日本2歳優駿を制し、今年は中央のユニコーンS、大井のジャパンダートダービー、盛岡のマイルチャンピオンシップ南部杯を制し重賞3連勝中と、向かう所敵なしといった状態です。

2走前のジャパンダートダービーではJBCクラシック2着のオメガパフュームに1馬身半差をつけて快勝し、前走の南部杯では去年の最優秀ダートホースであるゴールドドリームにも1馬身半差を付けて完勝しました。ここまで7戦して唯一の敗戦は約4ヶ月の休み明けで内田騎手へと乗り代わった伏竜Sの2着のみで、以降は主戦のデムーロ騎手とのコンビで連勝を果たしており、今回もデムーロ騎手でG1・3連勝を狙います。

舞台は初の中京となりますが、左回りは5戦5勝と問題はなく、中京の長い直線も向きそうです。ゴールドドリームと再戦となりますが、ここでも下して世代交代を果たし、名実ともにダート界の新王者となるかに注目です。

ゴールドドリーム(牡5、平田修厩舎)

去年の覇者ゴールドドリームは、昨年と今年でG1・4勝を果たしており、今のダート界の頂点に君臨する存在。去年はフェブラリーSとチャンピオンズカップを制し、今年もG1を4戦して2勝2着2回と連を外さない抜群の安定感を誇っております。

昨年のチャンピオンズカップでは、ムーア騎手とのコンビで前残りの展開のなかテイエムジンソク、ケイティブレイブを差しきる強い競馬で王者に輝きました。南部杯からのローテーションは今年も同じですが、今年は近3戦で手綱を握るルメール騎手とのコンビで参戦となります。

前走の南部杯は約3ヶ月半の休み明けで2着と十分健闘しておりますが、勝ち馬のルヴァンスレーヴをマークしながらも追い詰める展開すら作れず、完敗に等しい内容でした。ただ、相手は斤量が2kg軽く、小回りコースだったことも影響した可能性もあります。今回は昨年勝っている中京の舞台に移り、中央の軽いダートで巻き返しを図ります。王者の実力を示すことができるかに注目です。

ケイティブレイブ(牡5、杉山晴紀厩舎)

これまで中央の舞台ではいまいちな印象だったケイティブレイブでしたが、前走のJBCクラシックを制し、中央での初タイトルを勝ち取りました。持ち味である後半の脚を上手く引き出した福永騎手の好騎乗が光った一戦でもありました。

昨年のチャンピオンズカップは4着。先行馬を見ながら好位を進み、そつない立ち回りで展開も決して向かなかったわけではありませんが、能力差で負けたという印象。きっちり脚を溜めた差し脚勝負が見たいと思っておりましたが、前走は好位からの競馬で終いまでしっかり脚を使えており、その期待にばっちり応えてくれる競馬を見せてくれました。

今回も主戦騎手の福永騎手で、前走後は「馬が完成してきて、充実しています。」と好感触。もともと逃げ・先行だったケイティブレイブでしたが、昨年の帝王賞で出遅れたことがきっかけとなり、差す競馬を習得。自在性のある馬にまで成長した点は高く評価できます。差しももちろん期待できますが、先行できる脚質は中京では好材料ですし、差しのルヴァンスレーヴやゴールドドリームを封じるような競馬にも期待できそうです。