【JRA中山記念2026】主役はレーベンスティール、条件好転で反撃へ
公開: 2026/02/25 17:12

中山競馬の日曜メインは「中山記念」が開催。大阪杯へ向かう重要な前哨戦であり、同時にドバイや香港といった海外遠征を見据えた実力馬が集うハイレベルな一戦だ。昨年2着のエコロヴァルツや二冠牝馬のチェルヴィニアなど今年も好メンバーが顔をそろえたが、その中で実績面から強く注目される存在がレーベンスティールだ。
同馬はセントライト記念、エプソムC、オールカマー、毎日王冠と重賞4勝を挙げてきた関東中距離路線の実力馬。安定して高いパフォーマンスを示してきたが、前走のマイルCSでは12着と大敗を喫した。ただし、この敗戦は悲観材料とは言い切れず、京都マイルという条件が適性面で忙しかったとの見方が妥当と見るファンも少なくないはずだ。レーン騎手のコメントにも「1600mは少し忙しかった」とのニュアンスがにじんでおり、実際にレース内容を振り返っても3~4コーナーでスムーズに加速し切れていなかった。瞬時の切れ味よりも持続力を武器とする同馬にとって、条件がかみ合わなかった印象が強い。
本質的には東京1800mで指数を大きく伸ばしてきたタイプだが、今回の舞台である中山1800mも決して割引材料ではない。同条件では【1-1-0-0】と崩れておらず、さらに中山2200mのオールカマーを制した実績も持つ。近走は馬格の成長が顕著で、機動力と持続力のバランスが向上。距離短縮がプラスに働く可能性は十分にある。1800mという設定は現状の完成度を考えても適距離と評価できよう。
加えて、非根幹距離での強さは際立つ。成績は【6-2-1-1】と抜群で、馬券圏内に好走したレースはいずれも非根幹距離。父リアルスティールも1800mで高い適性を示しており、血統面からも条件適合性は高い。単純なスピード勝負より、一定の持久力が問われる展開のほうが持ち味は生きるタイプだ。
課題を挙げるなら"位置取り"。勝利時は早めに好位を確保できたケースが多く、後方一気では届き切れない場面が目立つ。今回初コンビとなる戸崎騎手がどの位置で運ぶかは大きな焦点である。中山コースは立ち回りと仕掛けのタイミングが結果を左右しやすく、騎手の判断力が問われる舞台でもある。
メンバー唯一の58kgを背負う点は楽ではないが、素質・実績ともに最上位クラスである事実は揺るがない。瞬発力勝負よりも消耗戦でこそ真価を発揮するタイプであり、展開が向けば勝ち負けは必至。条件替わりでの巻き返しを期待するだけの根拠は十分にそろっていると見て、有力視したい。

