【BSN賞2020予想】展開利が見込める追い込み馬メイプルブラザー

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追い込み馬の宿命とも言えるのが末脚不発との戦いです。驚異的な末脚を持っていたとしても、オープンクラス以上になれば毎回勝利は当然、上位入線するだけでも至難の業です。

それだけに、日本近代競馬の結晶とまで言わしめたディープインパクトは別格の存在と言えますが、ほとんどの追い込み馬にとっては道中折り合いに気をつけつつ、4コーナーを抑えて後はどこまで脚が持つかにかかっており、前残りや前が開かず追い出せない展開になると想定外の着順に落ち込むこともすくなくありません。

今週土曜の新潟メインレースに組まれているBSN賞に登録のあるメイプルブラザーもまた、展開次第になりますが魅力的な追い込み馬の1頭です。

オープンレースのハンデ戦となりますが、ダート重賞でも連に絡む活躍を見せているハイランドピークや、逃げて連勝中のハヤブサレジェンドなどの参戦があり、ハイレベルなメンバーが揃う一戦となりました。

上位人気を構成しそうなハヤブサレジェンド、東京大賞典にも参戦経験のあるアポロテネシーはできればハナを主張したい馬たちで、先述のハイランドピーク、さらにダートに変わって安定感を増しているロードプレスも前目に付けたい馬たちということもあり、登録頭数こそ11頭と少ないものの、ハイペースになることが予想されます。

今年は川崎記念から始動しているメイプルブラザーですが、森裕太朗騎手が騎乗するようになってから着順を徐々に上げてきており、新潟ダートは初参戦になるものの、展開の利も含めて期待が出来る1頭です。

過去5年のデータでは6歳馬の相性が悪く、25頭が出走して2着1回、3着1回という戦績はメイプルブラザーにとって向かい風となるデータですが、これまで着実に成果を出してきているコンビで前走3着よりもさらに上位の結果につなげることが出来るか要注目です。