【名鉄杯2017予想】マスクゾロ9ヶ月ぶり復帰戦、最大のライバルは?
帝王賞に出走できていたら面白い穴馬になっていたであろう大器。それが今週9ヶ月ぶりに戦線復帰を予定しています。昨年のシリウスSでピオネロをクビ差しのいで逃げ切りを果たしたローマンルーラー産駒のマスクゾロです。間隔はあいていますが現在3連勝中。今回は別定戦の名鉄杯ということで前走でG3を勝利したマスクゾロにとっては楽なレースになるかと思いきや、不安材料も2つありますのでご紹介しましょう。
長期休み明けのローテーションは調子がでないか。
半年以上の休み明けはこれまで2戦して2回の着外と結果をまったく残せていません。前回の休み明け初戦もやはりダート1800m。コースは阪神でしたが、アンタレスSのルメール騎手騎乗のときのように思ったほど前にいけないときは、伸びきれない脆さが同居する馬だけに、頭数が揃いそうな今回、すんなり前につけられるかがまず鍵になります。
有力馬マイネルバイカと位置取りでもバッティング
帝王賞ではワンツーフィニッシュを飾った、非常にレースレベルも高かった平安Sで人気薄ながら3着に善戦したマイネルバイカが出走してきます。中団より前で走る事が多いですが、昨年のマーキュリーCでは逃げて3着と味のある競馬を見せており、道中の位置取りが激化しそうな雰囲気があります。
その他の有力どころではオウケンワールド、センチュリオン、タガノゴールド、トラキチシャチョウなどがいますが、いずれも後方待機組でマスクゾロにとっては警戒の対象外な馬たち。やはり最大のライバルはマイネルバイカ及び己自身といったところでしょう。ダート中距離界は本賞金を獲得している馬たちが分散していることもあり、ひとつでも多く勝って稼いでおかないと狙いたいレースへの出走が秋以降厳しくなってきます。そういった意味でも苦手な休み明けとはいえ大事な一戦になります。