【マーキュリーカップ2025予想】クラウンプライド復活へ!ダート戦線で存在感示すか?

7月21日(月・海の日)、盛岡競馬場ではダート2000mで行われる交流重賞・Jpn3「マーキュリーカップ」が開催される。
秋のJBCクラシック、チャンピオンズカップ、東京大賞典へと続くダート中距離戦線の始動戦とも言える位置づけであり、例年、秋の大舞台へとつながる重要な一戦となる。
過去には2022年の勝ち馬ウィルソンテソーロ、2023年のクラウンプライドなど、後にダート重賞戦線で活躍を続けた実力馬が名を連ねている。小回りながら高低差のある盛岡のタフなコースは、地方競馬場としては珍しい起伏構造となっており、単純なスピードだけでなくコース対応力も問われる。
今年の注目はリーチザクラウン産駒のクラウンプライドだ。近走は着順を落としているものの、戦ってきた相手関係を考慮すれば悲観する内容ではなく、ここで巻き返す力は十分にある。久々の勝利を挙げる可能性も高く有力候補の一頭だ。
展開のカギを握るのは逃げ脚質のホッコータルマエ産駒・メイショウフンジンだ。前走の名古屋グランプリでは大敗を喫したが、展開がハマった際の粘り強さは健在でここでも無視できない存在となる。
地方勢からは兵庫所属のマクフィ産駒・マルカイグアスが挑む。前走・六甲杯では楽な相手関係だったとはいえ、2着馬に9馬身差をつける圧勝を見せており勢いは十分。中央勢に人気が集中するようであれば、馬券的な妙味は高く単勝でも狙える1頭といえる。
今後のダート中距離戦線を占う上でも見逃せない一戦となりそうだ。

