【東海ステークス2025予想】プロキオンSと入れ替わった真夏の古馬ダート重賞!ビダーヤやヤマニンウルスなど出走予定馬を考察

今年からG3へ降格し、施行時期も1月から7月へ変更された「東海ステークス」。実質的にはプロキオンSの条件を引き継ぐかたちで、役割を入れ替えて夏に移されました。今回は出走予定馬の中でも上位人気となりそうな有力馬3頭をピックアップしましたので予想の参考にお役立てください。
ビダーヤ(牡4、矢作芳人厩舎)
前走の欅Sを快勝したビダーヤ。着差こそ僅かで辛勝でしたが、並ばれてから再度根性を発揮する渋太い面は魅力です。重賞初挑戦で超えるべき壁は多いですが、まだ底を見せていない点は強調できるでしょう。ダートに転じて4戦4勝と勢いも十分あり、ここに向けて乗り込みも順調で追う毎に動きも良化。相手強化になりますが、今の充実ぶりなら重賞制覇も十分。4連勝はいずれも1400mで今年から距離が短縮された東海Sは、まさにビダーヤ向きのレースと言えそうです。
ヤマニンウルス(牡5、斉藤崇史厩舎)
前走のアンタレスS・7着から参戦するヤマニンウルス。1400mからの距離延長で、前受けして最後は垂れていっての7着でした。3コーナーからの早めの進出を見せましたが、脚を使わされた感が強く、2Fの距離延長も堪えた可能性がありそうです。今回は再び1400mへ距離を戻し、復権を狙います。近走はかみ合っていない印象ですが、2走前のダート1400mで59kgながらも3着なら、今回は好条件。大型馬で夏場の調整過程がポイントですが、手加減せずに追い切りは消化できており、高いパフォーマンスが期待できそうです。
オメガギネス(牡5、安田翔伍厩舎)
前走のアンタレスS・6着から参戦するオメガギネス。返し馬も良くレースの流れ自体も良かったですが、最後は伸びきれずの6着敗退。今年とは条件が全く違いますが、昨年の東海S・2着の実績があり、以降もオープンの三宮Sを快勝するなど、ダート中距離戦線で活躍してきた馬です。中京コース自体はダート1900mのシリウスSで2着に好走しており、適性面の不安はなし。ただ、シリウスS・2着以降は3戦連続で掲示板外に敗れており、近戦は不振続き。ここへ来ての距離短縮は試してみる価値は十分あり、ここは試金石の一戦となりそうです。

