JRA大阪杯(G1)の最適な軸馬とは?
今年の大阪杯でまず気になったのが逃げ馬候補が見当たらないという点です。メンバー構成的にはスローからの直線での決め手勝負という展開が濃厚に思えますが、そうなると上がり勝負に強い馬から狙うが良さそうな気がいたします。
候補としてはクロノジェネシス、ワグネリアン、ラッキーライラックあたりが良さそうですが、クロノジェネシスは重馬場の方が適性が高そうで、良馬場開催となりそうな今週末は他の馬の方にアドバンテージがありそうです。
ワグネリアンはご存じの方も多いと思いますが、中京競馬場で行われた新馬戦で上がり3F32秒6という驚異的なタイムを叩き出した馬です。当時は決め手のある馬としてデビュー時から注目を集めましたが、昨年の大阪杯やジャパンCでは3着に好走しておりますが、いずれも時計のかかる馬場で、ジャパンCでは中団の前目につけて粘り込む競馬で好走しているので、時計のかかる馬場で持続的な末脚勝負の方が得意という印象が今では強いです。
クロノジェネシス、ワグネリアンと今回はいずれも悪くない条件で挑めますが、よりオススメしたい軸馬は3頭目のラッキーライラックです。
この馬はもともと速い上がりが使える馬という印象はありませんでしたが、昨年11月のエリザベス女王杯ではぶっちぎりの上がり最速32秒8の末脚で快勝し、これまで見せたことのない鋭い決め手を発揮しました。ゆったりとした流れからの末脚勝負で強さを見せてきており、逃げ馬がいない今回はこの馬が一番持ち味が発揮できるのではないでしょうか。
前走の中山記念は上がり3位の2着でしたが、海外帰りの叩きという印象が強かったですし、叩き2戦目のここはいよいよ本領発揮となりそうです。また、ピッチ走法であるということもあってか雄大な馬体の割りに小回りも得意な馬で、内回りの阪神も問題はなさそうです。石橋騎手からの乗り替わりを機に切れる脚を使えるようになってきており、良い成長曲線を描いている点も魅力です。
展開面も味方しそうで、決め手もあり、叩き2戦目、舞台適性も十分ということで、今回はラッキーライラックが好走する可能性が高いと予想し同馬を軸にした馬券で挑みたいと思います。