【日経賞2017予想】ナスノセイカン、ホップ・ステップ・ジャンプの3戦目

2017年の今年は、中途半端にG1大阪杯が出来たことで春の古馬最強馬を決める天皇賞・春に向かう馬が少なくなっている印象がありますね。その証拠に先週の阪神大賞典などは出走馬がたったの10頭のみ。

最近はフルゲートになる方が珍しいくらい少頭数のレースが続きましたが、今週中山競馬場で行われる日経賞がフルゲートの16頭になったのを見て少し安心しました。メンバーも一昨年の有馬記念馬ゴールドアクターを初め、昨年の皐月賞馬ディーマジェスティ、昨年の菊花賞2着のレインボーライン、1000万を勝ったばかりで日経新春杯で2着と素質を見せたシャケトラなど、なかなか好メンバーが揃ったのも良いですね。

ぜひとも春の天皇賞を盛り上げるためにもここ日経賞でいい競馬を見せてもらいたいものですが、それら有力馬に食い込んでもらいたいと思っているのがハーツクライ産駒のナスノセイカンです。

ナスノセイカンは、3歳時に重賞に1度出走したのみでクラシック戦線に乗れなかったばかりか、500万クラスも10戦目でやっと勝った程度の馬です。いや、馬でした。そんな500万をようやく勝っただけの馬だったのですが、そこから1000万は2連勝、1600万も3戦目で勝ちあがるなど、まるで別馬のようにオープンまで勝ち上がったのです。こういうところはハーツクライ産駒の成長力と言ってもいいのかもしれません。

その後、G2を2戦して6着、4着とまだ結果はでていませんが、内容自体は悪くありません。前々走のAJCCでは最後の直線で大外をねじ伏せるかのようにまくっていき、最後は力尽きての6着。前走の金鯱賞では重賞常連馬達を相手に4着と健闘。直線では勝馬のヤマカツエースと同じように伸びてきて勝ち馬と0.2秒差の4着。重賞2戦いずれも見せ場十分で成績もホップ、ステップと上がってきております。

そして今回の日経賞は横山典騎手とのコンビでホップ・ステップ・ジャンプとなる3戦目で勝負をかけてきました。重賞にも慣れてきた3戦目のここは狙わない手はありません。終いは確実に良い脚を使っているので、あとはその使いどころだけ。

ということで今年の日経賞は、ナスノセイカンのジャンプ！に期待した馬券を組んで勝負させていただきます。春の天皇賞を盛り上げてくれる1頭になってくれることにも期待して観戦したいと思っています！