新馬戦が3回使えた時代が懐かしい。
今でこそ、新馬戦の出走は1回限りが当たり前だが、ひと昔前には1開催で3度まで新馬戦を使う事が出来た。つまり、今では新馬戦に勝てないと、即刻未勝利行きが確定するが、1開催の間であれば、初戦に負けても新馬戦を勝つチャンスは2回まだあった。よく、折り返しの新馬戦で勝ったという表現が使われていたのを思い出す。流石に新馬戦を3回使う陣営は少なかったが、2回使う陣営はかなりあった。やはりそこには1度負けてもキャリアの最初は新馬勝ちという勲章と賞金が若干、未勝利よりも高いのも背景にあった。
今の時代では新馬戦を3回など、とても考えられない。最近競馬を始めた人にはそんな時代があったのか!?と驚く人も少なからずいるだろう。馬券は枠連からスタートしたのは知っていてもこの様な事を知っている競馬ファンが少なくなってきたのも事実。ここでは詳細は敢えて触れないが、単枠指定も然り。
現在、JRAが行っている改革が成功するかどうかは誰にも分らない。しかし、2歳重賞競走の増加など評価すべき点もある。ただ、単純に2歳重賞を増やすのではなく、各レースが、今後のレース選択に合わせられるように出来ているので、陣営としても計画が非常に立てやすいのは事実。
あとは、馬券の種類をどこまで増やすか?3連単を導入した時、JRAは確実に売り上げが伸びると目論んだが、100円単位で大きな配当が狙えるのが仇となり思ったような売り上げ伸びはなかった。
今後JRAは番組改変もどんどん行っていくので、あとは如何にファンの要望に応えられるかが大きなカギとなる。