リアルスティール、デットーリ騎手とのコンビでドバイ・ターフへ

前走の天皇賞秋で4着に入着したリアルスティール(牡6、矢作芳人厩舎)は、すでに予備登録を行っていたドバイターフ(3月31日、メイダン競馬場・芝1800m)への出走が決まったことが、20日に明らかとなった。

リアルスティールのドバイターフ参戦は今年で2度目となる。1回目は2016年にR.ムーア騎手とのコンビで参戦し、見事に優勝を果たした。国内よりも先に海外でG1初制覇を果たすかたちとなった。

今年コンビを組むのは、昨年フランスの凱旋門賞でエネイブルを優勝へと導いたフランキーの愛称で知られるL.デットーリ騎手だ。賞金額4億のビッグレースに、ムーアに続きデットーリといった世界の名手を確保できるとは、日本の馬のレベルが世界で認められ初めてきた証拠ではないだろうか。

リアルスティールは現在は滋賀県のノーザンファームしがらきに放牧中で、今週末には栗東トレセンへ帰厩し、ドバイ遠征へ向けて調整が進められていく予定となっている。コンビを組むデットーリ騎手は、レース当週にドバイに滞在する予定となっており、現地で調教に参戦する予定となっている。

前走の天皇賞秋からぶっつけとなるが、ドバイへの直行について同馬を管理する矢作調教師は以下のように述べた。

「馬の状態や脚元のことなどを考えて、今年はぶっつけでいこうと考えていました。今のところ順調で予定通りです。昨年の毎日王冠が、中山記念以来で間隔があいていたのに、あれだけの走り(1着)をしてくれたからね。休み明けでも問題ないと感じました。」

ムーア騎手で悲願のG1制覇を果たしたドバイターフから2年、今年はデットーリ騎手で2勝目を狙う。