【アルゼンチン共和国杯2016予想】ワンアンドオンリーが復活Vでジャパンカップに!
古馬中長距離GⅠ路線を占うのに重要なアルゼンチン共和国杯。今年もジャパンカップ、有馬記念への出走権争いと言ってもいいぐらい好メンバーが揃いました。ハンデ戦と言うこともあり、シュヴァルグラン、ワンアンドオンリー、フェイムゲームと言った実績馬たちの58kgから、条件馬トレジャーマップの51kgまで様々な条件。そのトレジャーマップは実はゴールドシップの全弟という良血、さらに好調ヴォルシェーブ、モンドインテロなど多種多彩な馬達が出走してきました。
この中で注目したいのは、2014年のダービー馬ワンアンドオンリーです。ワンアンドオンリーは、ダービーを勝った後、神戸新聞杯を快勝し菊花賞でも1番人気に推されましたが、その菊花賞で9着となった以来13戦して、最高着順がドバイシーマクラシックの3着と惨憺たる結果に終わっています。内訳がGⅠを10戦、GⅡを3戦とレベルの高いレースばかりを使っているだけにある程度しょうがないと言えないこともないのですが、2度のドバイシーマクラシック以外は掲示板にも載らないという体たらくなため、ダービーを勝った馬としてはちょっと残念な結果に終わっています。
そのワンアンドオンリーも5歳ということで、そろそろ復活しないとこのままで終わってしまいかねません。そんな危機感の中、前走オールカマーに出走したわけなのですが、レースを見てみると、復活の気配を感じさせる瞬間があったのです。中山競馬場はどちらかと言うとあまり得意でない中、7着ながら勝馬のゴールドアクターと0.4秒差、宝塚記念を勝ったマリアライトとは0.1秒差といいレースを見せているのです。
そのように復活気配の中で、どちらかと言うと得意な東京競馬場に変わるのですからここで完全復活となる可能性も十分あるのです。
ただ斤量が58kgという点が問題ではあります。何せ過去ワンアンドオンリーは58kgで3戦して11着16着14着と大惨敗に終わっているからです。でもその3戦はいずれもGⅠでのこと、GⅡならそんなことにはならないはずです。それでいて、おそらく今回は人気もそんなにないでしょう。ならば、今回こそがワンアンドオンリーの復活激走の狙い時と言えるのです。
アルゼンチン共和国杯は、ワンアンドオンリーの復活激走を期待して、ぜひとも秋のGⅠ戦線の資金作りをお願いしたいと思います。