【函館スプリントS予想2019】ライトオンキュー、安定した先行力で穴あけるか?
函館競馬の開幕週を飾る「函館スプリントS」が16日、函館競馬場で行われます。
前評判としては、高松宮記念で1番人気に推されたダノンスマッシュと、京王杯スプリングCを完勝したタワーオブロンドンの2強ムードという感じもいたしますが、今回注目したいのは伏兵的存在のライトオンキューです。
ライトオンキューは、前走で3勝クラス(1600万下)の船橋Sを快勝し、オープンクラスに昇級。武器である先行力と、抜群の坂路調教から見られる状態の良さに注目し、今回有力視させていただきました。
2歳時には、1勝馬ながら朝日杯フューチュリティーSに出走し、14番人気で12着という結果に終わりました。同レースには今回の最有力馬ダノンスマッシュも走っており、4番人気で5着という結果でした。既に2勝馬でオープン勝ちもしていたダノンスマッシュはほぼ人気通りと言えますが、走破時計が1分34秒0のダノンスマッシュに対し、ライトオンキューは1分35秒0と1秒差でした。
この差1秒というのは、かたやオープンクラス勝馬、かたや未勝利戦勝馬という実績の差を考えれば善戦したと言えるのではないでしょうか?その後、ダノンスマッシュが短距離路線に転じてからの活躍はみなさんご存知でしょうが、ライトオンキューも活躍こそ遅れましたが、今年に入ってからは4戦3勝と勢いをつけており、ようやく同じ土俵にまで登ってきました。
近走の好走要因はやはり安定した先行力。今年勝った3勝は全て5番手以内の位置取りから競馬をしており、後方からの競馬も多かった昨年と比べて、今年に入ってからはさらに安定感が増している印象があります。開幕週の函館競馬場ではこの先行力は大きな武器となりそうです。
そして、もう1つの魅力は坂路調教の内容です。函館入厩のため坂路調教こそできませんでしたが、前走の船橋S勝利時には、坂路で50.4-36.3-23.5-11.8と素晴らしい時計をマークしております。
この時計は、1週間前に高松宮杯に出走したダノンスマッシュの坂路調教51.3-37.4-24.3-12.4と比較しても見劣りません。馬場差はありましたがが、坂路で走れる馬は短距離適性がある馬が多いことからも、ライトオンキューは既にスプリント路線でG1クラスの素質を秘めていると言っても過言ではないでしょう。
ということで、函館スプリントSは、スプリント界の新星ライトオンキューがダノンスマッシュのライバルに躍り出てくると予想します。