【フェアリーS予想2026】サンアントワーヌ✕戸崎圭太騎手、初の中山克服なるか?
公開: 2026/01/07 18:03

中山競馬の日曜メインは、3歳牝馬限定のG3「フェアリーステークス」が開催。例年、メンバー構成や展開ひとつで結果が大きく変わりやすく、混戦模様になりやすい一戦だが、その中で主役候補として注視したいのが、前走の1勝クラスを快勝した2勝馬サンアントワーヌだ。
前走は東京芝1400mの1勝クラスに出走。スタートでやや後手を踏み、道中は控えて後方を追走する形となった。直線では外へ持ち出され、横一線の追い比べに加わると、上がり最速32秒7という鋭い末脚を繰り出し、内の各馬をまとめて差し切って1馬身1/4差の快勝を収めた。能力の違いを明確に示す内容だった。
レース後、戸崎騎手は「スタートは出ているが、トモがしっかりしておらず後ろの位置になった」とコメントしているように、デビュー戦を除く近2戦はいずれも後方からの競馬となっている。決め手の鋭さで勝ち切ってはいるものの、東京や新潟といった直線の長い舞台で末脚が生きた面も否定できない。今回の舞台はトリッキーな中山コースであり、前走同様に後方一気の競馬では勝ち切るのは容易ではないだろう。
2走前の新潟2歳ステークスでは勝ち馬からは離されたものの、2着、3着馬との差は僅かだった。距離延長組が苦しむ中で、後にファンタジーステークスを制したフェスティバルヒル、阪神ジュベナイルフィリーズ・3着のタイセイボーグと差のない競馬をしており、地力上位であることは明白だ。
フェアリーSはスタートから11秒台のラップが刻まれることも多く、序盤から高いスピード能力が求められるレースだ。スローの決め手勝負を後方から制してきたサンアントワーヌにとっては、まさに試金石となる。加えて、初の右回りかつ小回りコースへの対応力も問われることになる。
能力の高さは疑いようがなく、ここをクリアできれば今後も舞台を選ばず活躍できる存在となるはずだ。引き続き手綱を取る戸崎騎手の判断力と立ち回りも重要で、人馬ともに真価が問われる一戦となる。ここで見せる走りが、クラシック路線への評価を大きく左右することになりそうだ。

