【神戸新聞杯2016予想】サトノダイヤモンド堅い。ヒモ荒れに期待したい

今週末に神戸新聞杯の開催が予定されている阪神競馬場がある兵庫県は、現在台風16号が直撃中。本日予定されていた甲子園球場の阪神・巨人戦は中止となり、神戸淡路鳴門自動車道は一部通行止め、さらに大阪空港では四国、九州方面の便を中心に欠航と大変な状況です。台風直撃の各地の皆さんはくれぐれも外出の際にはお気をつけください。

天気予報によれば週末には晴れる予定になっております。クラシック最終戦である菊花賞のトライアルということで手厚く扱われるレースですし、阪神を盛り上げてくれる大きなレースなので楽しみにしています。何と言ってもダービー2着馬のサトノダイヤモンドとダービー4着馬のエアスピネルによる参戦が最大の見どころでしょう。

今年の神戸新聞杯はサトノダイヤモンドの相手探しが本題だ!

ダービー2着のサトノダイヤモンドはメンバーの中で能力は最上位でしょう。同じくクラシック上位馬であるエアスピネルにも差をつけての1番人気が予想されます。ここは恥ずかしい競馬はできませんし、やはりここはサトノダイヤモンドを中心に組むのがセオリー。先週のローズSのように、サトノダイヤモンド1着からのヒモ荒れを狙うのが面白そうです。

サトノダイヤモンドの相手の最有力候補はエアスピネルで間違いありません。しかしやはり距離の適性がどうしても不安で、終わってみれば「距離が長かった」で掲示板外という結果も十分あり得ます。今回はサトノダイヤモンドよりもエアスピネルの取捨が肝心。筆者の個人的な感想としてはチャンスがあるとすればここではなく、1600~2000mの舞台、近々だと2000mの天皇賞秋の舞台ならクラシック3強と言われた相手に一泡ふかせることもできるのではないかと感じます。

相手で最も気になるのはダービー9着のレッドエルディスト。ダービーでは大外ぶん回しでなかなか良い脚を使っていた馬で、決め手がある馬ということで注視しています。阪神の2400mは4コーナーから下り坂で脚を出しきりやすく、脚を出しきった時の破壊力がどれくらいのものかは気になります。サトノダイヤモンドを食うまでの存在とは言えませんが、エアスピネルでしたら逆転してもおかしくない馬でしょう。

アタマ堅けりゃヒモ荒れる!狙うならヒモ荒れを狙え!

穴っぽいところですと前走丹頂S(OP)6着のカフジプリンスあたりは面白そうですね。条件戦を強い勝ち方で2連勝してましたが、前走は位置取りも捲りも後手後手で全く力を出せずに6着に敗れました。出しきらないといけないタイプだと思うので、前走で出しきれなかった分今回こそという感じ。距離適性もあり菊花賞でも通用するのではと密かに期待している一頭です。将来性を感じさせる馬ではあるので今回狙い目の一頭として推したいと思います。

過去10年で1番人気は【5-3-0-2】と優秀で、4番人気以下からの勝ち馬は1頭のみ。能力重視でサトノダイヤモンドを軸に組み立てていくのがベストと考えます。二桁人気の複勝率は0%と堅い決着の多いレースですのでヒモ荒れもあまり期待できませんが、カフジプリンスのような面白そうな馬を一頭加えてみたりするとよりいっそうレースを楽しめるのではないでしょうか。