【日経新春杯2021予想】G1上位人気支持を受けたサトノインプレッサ巻き返しへ

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落札価格6億円超えの超高額馬アドマイヤビルゴの重賞初勝利となるかが注目となる日経新春杯が今週日曜中京競馬のメインレースで開催です。

例年なら京都競馬場で芝2400mでの開催となるところですが、京都競馬場改修工事の影響で中京競馬場での開催となるのに加え、距離も2200mへと変更となる変則開催となります。

フルゲート18頭に対して登録22頭と、当日も多頭数での競馬が見込まれるハンデ戦と、若干ハンデも見込まれすぎな感のあるアドマイヤビルゴの取捨が難しいところ、ということで今回取り上げてみたいのが、アドマイヤビルゴと同じディープインパクト産駒のサトノインプレッサです。

昨年は皐月賞こそ出走がなかったものの、毎日杯勝利によりNHKマイルカップ、日本ダービー、菊花賞と幅広い舞台に参戦し、G1の舞台では日本ダービーでの4着が最高着順となっています。

また秋の初戦には神戸新聞杯、セントライト記念といった菊花賞トライアルを使わず、あえて古馬との対戦を毎日王冠で選んでおり、着順こそよくないものの、アドマイヤビルゴの戦績と比較しても、相手関係を考えれば今回の登録メンバーの中ではヴェロックス、ダイワギャグニーと同様、実績上位といえる1頭ではないでしょうか。

ここのところ大敗が目立っているだけに印は少なくなることが予想されることもあり、NHKマイルカップ3番人気、毎日王冠2番人気の支持を昨年受けてきた馬にしては人気がかなり下になる可能性もあります。

鞍上にはダービー4着の実績もある厩舎所属の坂井騎手が引き続き今回も騎乗を予定となります。前走の菊花賞では12着大敗となっており、今回は結果が欲しいところ。距離設定はダービーに近いところもあり期待もできます。

過去10年のこのレースの勝ち馬には2011年のルーラーシップ、2017年のミッキーロケット、2019年のグローリーヴェイズといった3頭のG1馬を後に輩出している出世レースといえるだけに、今年は例年と異なる条件のため参考程度に考えるべきかもしれませんが、勝ち馬の今後の動向にも注目しておきたいレースですね。