【東京新聞杯2021予想】紅一点シャドウディーヴァ、激走パターンと合致!

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今週の東京競馬場で行われる重賞は、名物マイル重賞の「東京新聞杯」です。例年頭数が揃うハイレベルな一戦として注目されています。有力馬ヴェロックスの回避は残念ですが、今年も頭数は16頭としっかり揃ってくれました。

4歳馬から8歳馬までなかなか個性豊かなメンバーなのですが、中でも注目しているのは唯一の牝馬、紅一点の5歳牝馬シャドウディーヴァです。

シャドウディーヴァは、昨年のこのレースで2着に入っているように東京競馬場が得意な馬です。東京コースの適性の高さも好材料ですが、同レースにおける牝馬の好走率の高さも注目したい点です。

東京新聞杯は牝馬が結果を残しており、ここ10年で4頭もの勝馬がでています。そしてその4頭ともに共通しているのが、前走G1に出走しているという点です。昨年のプリモシーンの前走はマイルCS・11着、2018年のリスグラシューはエリザベス女王杯・8着、2016年のスマートレイアーはエリザベス女王杯・5着、2014年のホエールキャプチャはエリザベス女王杯・6着といったように、エリザベス女王杯から来る馬が好走してます。シャドウディーヴァは前走エリザベス女王杯・8着ということで、好走パターンに当てはまるかたちとなります。

過去10年で牝馬で3着以内に入った馬は、勝った4頭の他に2頭の2着馬がおりますが、いずれも前走がG1ではありませんでした。シャドウディーヴァはその2頭のうちの1頭で、昨年の東京新聞杯・2着馬です。昨年は前走常総S・1着から駒を進めてきており、エリザベス女王杯から進めてくる今年こそは勝ちきれるのではないでしょうか。

前走のエリザベス女王杯では外差し馬が上位に来ていた展開の中で、最内から前が何度かふさがれながらもしっかり根性で追い上げてきていましたので、レース内容的にも次走へのねらい目はたっぷりでした。

さらに好走に期待が持てそうなのがシャドウディーヴァの父はハーツクライということで、2018年に勝ったリスグラシューと同じ血統になります。その時の出走馬16頭中ディープインパクト産駒が6頭でハーツクライがリスグラシューのみでした。そして今年もハーツクライ産駒はもう1頭カテドラルがいますが、ディープ産駒は同じ6頭。これは、ハーツクライの血が騒ぎ、2018年の再現ということもありそうな予感がします。

ということで今年の東京新聞杯は、牝馬激走パターンに当てはまったシャドウディーヴァが父ハーツクライの血の力も借りて、ディープ産駒を中心とした牡馬達を撃破し初重賞制覇を果たしてくれることに期待したいと思います。