【白山大賞典2024予想】地力上位ディクシオン、得意距離で巻き返しへ
23日は金沢競馬で行われる唯一のダートグレード競走「白山大賞典」が開催。優先出走権こそないものの、JBCクラシックへの前哨戦として注目度は高い一戦だ。
今年は中央リステッドの仁川Sを快勝し、3連勝中と勢いにのるダイシンピスケスをはじめ、佐賀記念・3着、ブリリアントS・1着、平安S・3着とダート中距離戦線で活躍中のメイショウフンジンや、2勝クラスと3勝クラスを連勝中のサンマルパトロールなど、ダートの精鋭達が揃った。
中でも注目したいのは帝王賞・3着から参戦するディクシオンだ。
前走はスローペースを後方から進め、コーナー中間から押し上げて最後もしぶとく踏ん張っての3着と改めて力があることを示した。昨年は浦和記念と名古屋グランプリを連勝と秋から一気に力をつけてきた印象で、前走も初の大井にも難なく対応と充実ぶりを実感させる内容だった。
脚の使い所が難しい馬でもあり、今年はダイオライト記念、川崎記念、名古屋グランプリで3戦連続4着、前走の帝王賞も3着と勝ちきれない部分があるのがややネック。ただ、今回のメンバーなら実力は一枚上、さらに2100mは【4-0-2-4】と得意な距離だ。この条件下なら高い信頼度を持って買える1頭となる。
これまでは直線のマクリが目立つ馬だったが、前走でコーナー部分から動いていける競馬が出来たのは収穫。初の金沢も対応は可能だろう。勝ちきれない流れを断ち切り、秋の大舞台へ向けて弾みを付けられるかに注目だ。