【スプリンターズS予想2021】シヴァージ、無欲の追い込みで大波乱演出となるか?

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今週日曜の中山メインレースに組まれているのは、秋のG1シーズン開幕を告げるスプリンターズSです。

昨年はグランアレグリアが勝利したレースですが、今年は秋の天皇賞に向かうため、今年の目玉は昨年このレースでグランアレグリアの2着に入り、その後香港スプリント勝利で本格化を果たしたダノンスマッシュに注目が集まります。今年は高松宮記念を制しており、春秋スプリント王者を狙う一戦となります。

父ロードカナロアと同じく香港、日本のスプリント路線で結果を残してきていますが、不安材料となりそうなのが、5か月以上の休み明け緒戦という点。ただ、これまで長期休養明けの戦績をみると【4-0-0-1】と抜群の相性を誇っており、昨年同様このレースから香港スプリントへと順調に駒を進められるかどうか、人気必至ですが見逃せない1頭となりそうです。

また、前哨戦のセントウルS逃げ切り勝ちの桜花賞馬レシステンシアも注目になりますが、モズスーパーフレアの参戦もあり、高松宮記念では控える競馬をみせたものの、騎乗するルメール騎手にとってはどの位置で競馬すべきなのか、悩ましいところではないでしょうか。

そんな今年のスプリンターズステークスは先行激化を期待しつつ、狙ってみたいのが無欲の追い込みがハマりそうな穴馬シヴァージです。

今年のシルクロードS勝ち馬で、中山競馬場は初参戦となりますが、4か月前後の休み明けは勝ち星こそないものの【0-3-0-1】と連に絡むケースが多く、今回は相手関係強化もあり人気は低いですが、面白い1頭といえそうです。

騎乗する吉田隼人騎手も、今年はソダシ、ステラヴェローチェといった関西馬との相性がよく、今回も栗東・野中厩舎の管理馬ということで関西馬での一戦となり、そこも強調材料となりそうです。

昨年のアウィルアウェイが10番人気で大外から豪快に差し込んで3着があったように、無欲の追い込み馬にも警戒したいレースということもあり、穴で狙ってみたいところですね。