【アメリカJCC予想2022】中山2200mの申し子スマイル、初重賞で会心の笑顔魅せるか?

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今週の中山競馬場のメインレースはG2アメリカジョッキーカップです。2022年の中長距離G1路線を狙う馬達、特に関東馬にとっては重要なレースになっています。

今年もその路線に進んでいくべく14頭の馬が出走してきました。実績的には、昨年の菊花賞2着の4歳馬オーソクレースと昨年秋の天皇賞6着だったポタジェが少し抜けているようですが、4歳馬で今回と同じセントライト記念を勝っているアサマノイタズラや、目黒記念勝ちがあり今回が長期休養後3戦目となるキングオブコージと続く馬もなかなかの馬が揃いましたし、地方馬で昨年のジャパンカップダートを制したキャッスルトップの参戦もあり、面白いメンバーとなりました。

そんな中、注目しているのはダイワメジャー産駒で6歳馬スマイルです。スマイルは前走3勝クラスの迎春ステークスを勝って6歳馬にして初オープンと言う晩成型の馬です。実績的には他馬に比べると劣っているかもしれませんが、この馬はとにかく中山2200mの申し子と言ってもいいほど、この条件を得意にしているのです。

前走の迎春ステークスも中山2200mでしたが、この馬自身、中山2200mを5回走り、3勝4着、5着が一回ずつと掲示板を外したことは一度もありません。しかもその成績は1月から3月の季節だけの成績なので、単純に競馬場や距離が得意というだけでなく、この季節の中山競馬場が得意というのもなかなかの魅力です。他だと重賞2勝馬クレッシェンドラヴもこの時期のこの距離が得意ですが、近走は二桁着順が続いていることもあって、勝っていた時のような力が衰えている可能性が高いでしょう。

対照的にスマイルは、オープン入りを果たしたばかりですから、6歳馬ながら今が一番力を付けている時期でしょう。また、前走の馬体重がデビュー以来最高体重となる540kgということでまだまだ良化も見込めそうです。どちらであっても、さらなる上積みが見込める訳ですから、そういう意味でも今回は初のオープン、初重賞であっても、スマイルにとっては最大のチャンスであるのは間違いないでしょう。

ということで、今年のアメリカジョッキーカップは、中山2200mの申し子のスマイルが初重賞でもしっかり好走し、レース後会心の笑顔を魅せてくれることに期待して応援したいと思います。