【スパーキングレディーC予想2023】JBCレディスクラシックにも直結の注目レース!
地方交流かつ牝馬限定のJpnⅢと聞くと、その後の大きな飛躍に結びつくイメージはあまりないかもしれませんが、7月5日に川崎競馬場で行われるスパーキングレディーカップは例年好メンバーが揃うケースが多く、過去10年のデータでは勝ち馬3頭がその後、ダート路線の牝馬にとって秋の大一番といえるJBCレディスクラシックを制しており、今年の勝ち馬の行方にも注目したいところです。
昨年はかしわ記念で牡馬を撃破したショウナンナデシコが勝利し、一昨年には12年連続JRA所属馬が勝利していた中、大井所属のサルサディオーネが勝利を飾るなど、ドラマがあるレースという印象もあります。
川崎競馬場ダート1600mのコースはスタートしてから1コーナーまでの距離が長めに設定されており、地方の小回りなコースでも比較的枠順による有利不利は出にくいコースと言え、実力ある馬が順当に結果を残しやすい傾向が見られます。
JRA勢ではグランブリッジが今年は代表格となりそうですが、TCK女王杯、エンプレス杯と連勝中で1600mよりは長めの距離のほうが向きそうなため、今回は距離短縮がカギとなりそうです。それでも牝馬限定戦の安定感は買い材料で、持ち前の地力で大きく崩れることはなさそうです。
地方馬では東京シンデレラマイル勝利後に中央のフェブラリーS、さらにかしわ記念と牡馬含みの一戦級にぶつけてきているスピーディキックが注目で、いずれも6着敗退となっていますが、相手関係を考えればかなり力をつけてきている印象もあり、牝馬限定でこれまでよりは大幅に相手関係は軽くなるだけに、サルサディオーネに続いて中央馬撃破なるか、こちらも注目したい1頭です。
距離延長が克服できれば、グランブリッジ、スピーディキックの間に割って入りそうなのが、JRA所属のドレフォン産駒タガノクリステルです。
デビューから3戦は芝を使われて後、ダート路線に切り替えてから素質が開花した印象もあり、牡馬相手の栗東ステークスでも2着と健闘するなど、1400mがべストかもしれませんが、乗り方次第で1ハロン延長なら克服できそうで、単勝に妙味がある1頭といえそうですね。