【大阪杯2022予想】ステラリア無欲の差しで穴開ける?昨年のエリザベス女王杯再現へ
今週は、G1大阪杯が行われます。2017年にG1に昇格して以来、名だたる馬を輩出してきた注目度の高い一戦です。
今年も、昨年の年度代表馬エフフォーリアVS5連勝中の大物ジャックドールの好カードに加えて、昨年の勝馬レイパパレ、昨年のエリザベス女王杯を勝ったアカイイト、ベテランダービー馬マカヒキ、中距離重賞戦線の常連ポタジェや、展開の鍵を握りそうな京都記念の覇者アフリカンゴールドなど上位から伏兵まで素晴らしいメンバーが揃いました。
今回そんなメンバーの中で注目しているのは、4歳牝馬のステラリアです。
ステラリアは、昨年のエリザベス女王杯で2着に好走。しかし、復帰戦となった前走金鯱賞で11着lに大敗。この一戦だけ見れば牡馬のG1クラス相手では力不足と見られてもおかしくありませんが、今回の大阪杯の条件と予想される展開面からは、勝ち切れなくとも馬券に絡んで穴を空けそうな気配を感じます。
ステラリアはこれまで2勝と実績面でも上位陣にはすっかり劣りますが、そのうちの1勝が今回と同じ阪神2000mで行われた
忘れな草賞で、この時の時計は1分58秒0の好時計で快勝と好内容。これまで同じ条件で行われた秋華賞では6着でしたが、かなり後方の位置取りからしぶとく伸びて勝馬とは0.5秒差にまで迫っていました。
そして阪神競馬場2200mで行われたエリザベス女王杯でアカイイトの2着。阪神の2000・2200mは得意舞台で、ここなら巻き返しのチャンスは十分。これまでとはレベルの違う相手なのは間違いないですが、展開次第ではG1戦線でも上位にこれ馬です。エリザベス女王杯でステラリアを負かしたアカイイトもそれなりに前評判が高く、阪神2000mの条件であれば、チャンスはゼロではないでしょう。
展開面においてもチャンスが向きそうな気配は十分。前走の金鯱勝は、エリザベス女王杯で人気となっていたレイパパレを秋華賞馬アカイトリノムスメがマークして負かしに行ったところ、そのせめぎあいがきつかったのか、両馬とも直線は伸びきれず、後ろから来た馬達が5頭も差してきました。
今回はジャックドールをエフフォーリアがマークして負かしに行くのは間違いないでしょうから、似たような展開になりそうなのに加え、アカイイトも前走で前目の競馬が出来たことで勝に行き、昨年の勝馬レイパパレもいますからエリザベス女王杯以上に、人気馬達に厳しい展開になる可能性も十分にありそうなのです。そうなると、無欲で差してくるステラリアにもチャンスがでてきます。しかも鞍上は、ステラリアの2勝すべてで手綱を取っている福永騎手となりますので最大限この馬の力を発揮してくれることでしょう。
ということでハイレベルな対決が楽しみな大阪杯は、阪神大得意のステラリアが、昨年のエリザベス女王杯の再現の、無欲の差しで穴馬券を演出してくれることに期待したいと思います。