【札幌記念2019予想】札幌無敗のサングレーザー、連覇に向け視界良好

古くから望まれていることの一つであり、大阪杯・ホープフルSがG1格上げされた際にもこのレースはどうなのかと声が上がることも多かったのが、今週日曜の札幌競馬場メインレースで開催の札幌記念です。天皇賞秋やエリザベス女王杯など国内G1に向けて早めの始動をする馬が登場し、近年では海外遠征への前哨戦という側面も併せ持つ強豪の集うG2ですが、今年も例年に劣らないメンバーが揃いました。

日本競馬の悲願と言っても差し支えない凱旋門賞制覇ですが、今年出走を予定している3頭のうちキセキを除くフィエールマンとブラストワンピースの2頭がここへ揃いました。フィエールマンは引き続きルメール騎手が騎乗ですが、ブラストワンピースがここへ来て川田騎手へと乗り替わりとなりました。川田騎手はキセキの主戦も現在務めているため凱旋門賞での鞍上の起用なども注目したいところです。その他、大阪杯以降出走がなく春をほぼ休んだ昨年のダービー馬ワグネリアンが久々に登場ということで今年もハイレベルな競馬が期待できることでしょう。

そんなG1馬の多数集うレースで今回注目したいのが、昨年の覇者であり札幌競馬場では3戦3勝負けなしの「サングレーザー」です。

未だG1実績のないサングレーザーですが、昨年もマカヒキをはじめG1馬が出走してきたレースを勝利しており、この舞台なら期待できる一頭です。昨年のパートナーだった福永騎手はワグネリアン騎乗のため、前走に引き続き岩田騎手で参戦となります。岩田騎手は先日盛岡競馬場で行われたクラスターCをヤマニンアンプリメで優勝しており、同馬で重賞連勝を達成。15日に行われた門別のブリーダーズゴールドCでもプリンシアコメータで2着に善戦しており、今週は勢いに乗っております。

G1戦線ではパッとしない成績が続いておりましたが、夏にようやく乗れてきた岩田騎手。安田記念・5着から札幌記念は昨年と同じローテーションで、今回も臨戦過程はバッチリです。昨年はここをきっかけに天皇賞秋へと駒を進め、2着入着と勢いを増しただけに、今年もここを好走して秋のG1戦線での活躍に期待したいと思います。